アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

常時掲揚 柳川の川下りで見たでっかい国旗

2010年03月14日 | Weblog
 大阪市では、すべての市立幼稚園、小・中・高校、特別支援学校の計520校で、入学式や卒業式などの行事だけでなく平日にも国旗を掲げる「常時掲揚」とするそうです。アメリカナイズされてきましたねえ。アメリカでは、国旗掲揚ポールはもちろん、教室内にも国旗が掲げられています。

 大阪市が常時掲揚に踏み切った理由は、「学力向上」があると思います。国旗掲揚と、学力に関係があるのかって?大ありです。「型にはめる教育」をしなければ学力は向上しません。その第一段階は国旗掲揚です。特に義務教育は「国民の義務」なのですから、「自由だ!平等だ!頑張るな!競争するな!自分を信じてやってごらん!」…これでは、学力も体力も向上しません。個性の伸長ではなく、野生の伸長ですから。

 熊本県から福岡県へ入ると、柳川市がありました。柳川鍋もいいですが、ドジョウの骨って、結構固いんです。で、「川下り」の方が魅力的。そんなわけで船着き場へ。川下りというと、自然に囲まれた渓流を下ることを想像しますが、柳川の場合、古い町並みの裏の掘り割りを船頭さんの竿一本でゆったりと進む。
 花梅、紅梅、白梅、黄梅を観ながら舟は進む。川下りの半ばまで来たところに、柳川高校がありました。で、で、でかい!掲げられている国旗が!

 日本の高等学校で、毎日、国旗を掲揚している学校は珍しくない。柳川高校の国旗の大きさは、半端じゃない。舟の上だったので、計測することは出来なかったが、おそらく、「270×405cm」のものだと思います。日本で市販されている中では最大級で、5万円とちょっとします。
 迫力満点!しかも、ほどよい風にたなびいていた。天安門広場の五星紅旗も巨大で迫力があったが、日の丸も負けてはいない。美しいです。

 柳川高等学校は、素晴らしい教育をしていることが国旗からうかがえました。船頭さんも、「柳川高校は、柳川市の誇りだ」と言い切った!
 柳川高校OB・OGの有名人は…
 柔道の阿武教子。プロ野球の監督・コーチおよび現役選手は、香月良太(オリックス)、久保康生(タイガース)、川口憲史(楽天)、花田真人(ヤクルト)、林威助(タイガース)、馬場敏史(ヤクルト)、真弓明信(タイガース、監督です)。元プロ野球選手は、あの有名な若菜嘉晴ほか多数。
プロテニスプレイヤーでは、岩渕聡、福井烈、あの有名な松岡修造、本村剛一…

 柳川高校OBではないが、柳川出身の有名人は多い…北原白秋、檀一雄、琴奨菊、園田勇(柔道)、徳永英明、KABAちゃん、妻夫木聡、北山たけし、内山田洋、オノ・ヨーコ…イヤハヤ、船頭さん、鼻の穴を大きくふくらませて話すだけあって、大変な顔ぶれ。柳川って有名人が出るのですねえ!

 話を柳川高校へ戻します。柳川高校のOB・OGがどうしてプロスポーツ界で成功しているか?その理由として、柳川高校の教育方針が挙げられます。
 「基本的生活習慣の確立」「ルールを守ることができる」「挨拶・言葉づかい・礼儀を身につける」「向上心を持って努力する」「思いやりの心をもつ」
 普通じゃないかって?普通かも知れませんが、これで十分すぎるほど十分です。これら5項目の型にガッチリはめる教育。このような学校が増えると、「安心して暮らせる国日本の度合い」が高まることは間違いありません。

 格調高く締めくくったのですが、蛇足を…。
 柳川の川下り…3月初めなのにもう青大将が穴から出てきていた。船頭さんいわく、「これからの季節、青大将が水面を泳ぎ回るよ」と。文字通り蛇足でした。