アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「バカ」に注意して、バカをみないことが大切

2012年12月06日 | Weblog
 45年前の東京…夜遅くの電車に乗ると…
 「酔っぱらいが大声でくだをまく(漢字で書くと、『管を巻く』。酒に酔うなどして、訳のわからないことをぐずぐず言うこと)」
 「(たぶん酔っぱらいが)ほかの乗客にからむ」
 「(たぶん酔っぱらいが)喧嘩する」
 トバッチリを受けないように、おとなしく乗ってました。元来おもしろがり屋なので、「今日は、車内で何が起こるかな?」という、楽しみもありましたがね。

 あれから45年。東京の電車も成熟したでしょうから、「喧嘩など全く起こらないだろう」と、思っておりました。ところが…!電車内での迷惑行為の上位5項目を見てびっくり!今って、何時代だっけ?45年経っても変わっていないではないか!

 1位 「他の乗客に絡む」・・・90.5% 
 2位 「ケンカをしている」・・83.0% 
 3位 「大声で会話」・・・・・82.0% 
 4位 「足を広げて座る」・・・78.0% 
 5位 「携帯電話での通話」・・73.5%

 携帯電話以外は、45年前と全く同じです。どうして?「社会が45年前と同じだから」でしょう。どんな社会かって?不景気の出口が見えない社会です。
 「他の乗客に絡む」…欲求不満のはけ口を、弱そうな他人にぶっつける。
 「ケンカをする」…これも同じ。ケンカで溜飲を下げる。しかし、ずるいもので強そうな相手にはケンカを売らない。そんな情けない自分を冷静に見ながら、「次の駅で降りろコラ!」…。
 「大声で会話」…第三者が乗っているから張り切ってしまう。無意味な自己顕示であることはもちろん承知。
 「足を広げて座る」…これも、注意する人が弱そうなら恫喝してケンカに持ち込み殴り倒してスッキリしようという、いわばエサですね。「江戸しぐさ?」そんな感性のカケラも持ち合わせていまね。「握り拳一つ分…」そんなことを言ったら蹴られるでしょう。
 「携帯電話での通話」…これだって、「注意する奴いないかなあ?ボコボコにしてやるぞ」ってこと。もっとも、「電車内の携帯電話のどこが悪いの?」という連中の方が多いかな?

 注意するかしないかについては何度か書きました。最良の策は、「無視」ですね。絡んできたら、可能な限りその場を離れる。隣の車両までは追いかけてこないでしょう。 逃げればケンカにもなりません。ただ、日本には、「窮鼠猫を噛む」という諺があります。戦意がないと見ると嵩にかかって攻撃してくるバカに対しては、一発で黙らせてやらなければなりません。こちらが逃げれば、バカは無防備ですから、「金的」がガラアキ。そこへ、アッパーラリアット…。ま、逃げましょう。

 携帯電話も無視でいいのかって?ホームへ引きずり出されて顔が変形するほど殴られても良いのなら、どんどん注意したらいい。相手がコソコソ逃げ出しあとしても、注意したあとの虚無感…後悔しますよ。