アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

荒川静香が清水宏保の選挙妨害?!

2012年12月16日 | Weblog
 オリンピックなど、スポーツでメダルを獲得した選手はメダルを噛みます。
 私は、「これまでの努力の成果としてのメダルを味わう…その意味から、舐めるわけにもいかないので噛むようになった」と、判断しておりました。

 ところがこの度、ノーベル医学・生理学賞に輝いた山中伸弥京都大教授に対し、マスコミ関係者が、「もし可能だったら、(ノーベル賞の)メダルかじってもらっていいですか」と、言ったことが話題になっている。
 山中教授が、にこやかにメダルを噛むふりをしてフラッシュを浴びれば、それはそれでおさまったのかも知れません。山中教授は、「そういうことはできません。貴重なものなので」。この言葉で、「ノーベル賞受賞者に対し、メダルを噛ませようとは何と失礼な!」と考えた人達が、「マスゴミ」と、酷評しております。

 きっと私なら、メダルを噛むフリぐらいしてマスコミにサービスしたと思います。えっ?ノーベル賞の心配などないから、そうゆうことを考えるには及ばないって?しかし、現代は、「想定外はあり得ない」ということになっていますから…。備えあれば憂いなしってことで…。

 メダリストは何故メダルを噛むか?
 1 マスコミに噛むように言われるから
 2 本物の金(銀、銅)かを鑑定するため
 3 習慣として成立している

 早い話が、どれも説得力がない。特に、「鑑定説」は…スポーツ選手に噛んで本物かどうか見きわめることが出来る人がいるか?
 メダルを噛むのは、私の説が一番有力ですね。 
 「これまでの努力の成果としてのメダルを味わう…その意味から、舐めるわけにもいかないので噛むようになった」…これで決まりでしょう。

 だったら、山中教授だって噛んでも良かっただろうって?山中さんの本心は、「噛んでも良かった」。しかし、「もし可能だったら、かじってもらっていいですか」と、言った記者に腹を立てたのです。まず、「かじる」が気に入らなかった。漢字で書くと、「囓る」ですよ!画数が多くて書けない。山中教授は漢字を得意としていませんから。
 次に、意味です。「かじる」は、「歯でかんで削り取る」という意味です。ノーベル賞のメダルを歯で噛んで削り取るなんて…ノーベル賞を侮辱する行為です。だから山中教授は、「そういうことはできません。貴重なものなので」と、言ったのです。歯が欠けたら面倒だという逃げの気持ちも少しはあったでしょうけどね。

 どこの記者かは知りませんが、「かじってもらっていいですか」が良くなかった。「噛んでもらっていいですか」なら、噛んでくださったでしょうに。

 分からないのは、山中教授の一件で、トリノ五輪(2006年)のフィギュアスケート金メダリストの荒川静香さんがクローズアップされたこと。彼女は、記者に噛んでくださいと求められて、「噛む意味が分からない」と求めに応じなかった。でも…ここで荒川さんがいい人になってしまうと、求めに応じたメダリスト達の立場はどうなるの?Qちゃんこと橋尚子さんとか…。今日、衆議院議員になれるかどうかの審判が下されるスピードスケートの清水宏保さんも噛んでました…。
 と、いうことは…山中教授を利用した荒川静香による清水宏保選手に選挙妨害?