アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

学校内の犯罪もプロである警察に任せる…

2012年12月28日 | Weblog
米国のコネティカット州ニュータウンの小学校での銃乱射事件で、児童20人を含む26人が犠牲になった。米国の学校では、毎年のように銃乱射事件が起こります。
 事件の度に、「銃規制」がとりざたされ、やがて消えていく。それは、銃規制反対派がいるから。
銃規制に反対するのは、「全米ライフル協会(NRA)」。ニュータウンの事件のあと、NRAは、「銃を規制するのではなく、全米すべての学校に武装警察官を配置すべき」と。
 銃規制…100年というスパンで考えると規制出来るかも知れませんが、10年や20年では全然無理。つまり、規制強化を謳っても、来年また学校で乱射事件が起こるかも知れません。それならいっそう、「武装警官の配置」のほうが有効な手だてかも知れません。

 しかし…「全米全ての学校で…」と、なると無理かも。人件費に、およそ4200億円かかるという試算がありますから。米国では現在、約1万校に武装警備員が駐在しています。この数は、全米の公立校の1割。大変な状況にあるということですね。

 日本でもいじめや非行でお手上げの学校があります。対策として、文部科学省が、「学校と警察との連携強化」を挙げています(9月のこと)。現職警察官の常駐は、今のところないようですが、「元警察官」が学校に入っているケースは、群馬県、茨城県にあります。

 元警察官が就任した学校は、「校内の雰囲気が急速に正常化した」と…。
 暴力をふるえば、世間では犯罪ですよ。学校内だと、うやむやにされる。なぜかって?学校が警察に通報したら、「生徒を警察に売った」と言われてしまう。生徒や保護者からは逆恨みです。よってうやむやに。
 その点、初めから学校に警察がいたら…これは話が早い!学校が正常化するのは当然。

 学校内であっても、犯罪対策はプロである警察に任せる…そういう時代になりますね。