アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

今年の漢字 まさかミサイル発射に敬意!?

2012年12月20日 | Weblog
 「あなたの今年の漢字は?」…何人にも問われました。聞く人達は、「この人の今年の漢字を聞き出して、自分の今年の漢字の参考にしよう」などという気持ちは一切無い。社交辞令で聞いてくる。しかし、私としてはいい加減な答えはできない。なぜなら、「あの人はあんな漢字を今年の漢字にしたよ、レベル低っ!」と、嘲笑の対象になりかねないから。で、たいていは、「うーん…」と唸っているうちに相手はしびれをきらして話題を変えます。

 元祖「今年の漢字」(日本漢字能力検定協会主催 25万8912通の応募)は、「金」。「憂」「乱」「痴」「滞」「折」「散」「亡」などよりは、前向きで良いかなと思いましたが…。折から、金正恩がミサイルを発射しました。…日本の今年の漢字が、「金」…金正恩の高笑いが聞こえてきそうです。

 なぜ国民の、9156通が、「金」としたのか?
 金は、黄金、銭、光る、美しい、貴重…山中伸弥教授はノーベル賞という「金字塔」。こういうこじつけって必要なのか?「こじつけ」は「故事つけ」で、昔からの「故事」「物語」に、無理矢理関連づけること。無理矢理関連づけるから、関連付かなくなってしまう。年金では暮らしていけない人々が、今年の漢字は、「金」です…これで喜べますかね?えっ!「貧乏人を喜ばせるための企画ではなく、今年の世相を漢字一字で表しただけのはなしだ」だって?あっそう…。

 私の今年の漢字を決めました。「底」です。世相にどうこじつけるんだって?「底」というのは、夢と希望がいっぱいなのです。だって、それより下が無いんですから。落ちる心配がない。上がって行くのみです。
 来年が楽しみです。なぬ?1年前も同じことを言っていただって?そ、それは…底の場合停滞ってこともありますから…。「そこ」が問題です。