アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

老人虐待の被告人になったら…裁判をどう乗りきるか?

2013年05月25日 | Weblog
 さて、「老人虐待」の嫌疑をかけられた私どもである。介護している88歳の女性より先にあの世へ行くかもしれないので、汚名を雪がなくてもいいという話ではない。裁判沙汰になったとき、「介護者が非介護者に虐待されている」などという話は、裁判では信用されないだろうし、なによりも証拠がない。

 裁判で無罪を勝ち取るためには何が必要か?
 郵便不正事件で逮捕され164日勾留され、無罪となった厚生労働省局長の村木厚子さんは、弁護士から次のように言われたという。

 1 まず被告にとって「事件のスジ」が良いこと。捜査当局のストーリーに無理があり、立証を崩せそうな手掛かりがあることだと・・・これは、私どもには厳しい。要介護4が、介護者を虐待しているという、荒唐無稽ともいえる話は、事件のスジとして…良くない。

 2 タマ(被告のキャラクター)が良いこと。裁判官の心証は重要だ。見るからに人の良いおばさん風の村木さんはこの条件を満たしていた・・・家人の場合、見るからにではなく、本当に人が良い。「くそ真面目」「性善説」「自己犠牲」…裁判官の心証は、悪くないかも…。

 3 検事の能力が低いこと・・・こ、これは…運ですね。

 4 裁判官が良いこと・・・これだって、偶然の産物でしょっ。こちらが真実を語っても…何の意味も無いかも。これも、運。

 5 弁護士のやる気や能力・・・ま、まさか、「お金」じゃないでしょうねっ!出せるお金が問題なら、この裁判、私どもの完敗ですよ。運ですね。

 6 運が良いこと・・・う、運ですかぁ!?これも、ダメ。実は、「歳末大売り出しの福引き」で、「千円札のつかみ取り」を引き当ててしまい、人生の運を使い果たしてしまいました。そのあと、運は素通りしております。

 こりゃ、裁判では負けるワ。
 残された方法は、「介護者が、非介護者から虐待されている証拠の動画を撮っておくこと」か?
 実は、これも試みました。その時恐ろしいことが起こったのです。恐ろしい形相で、介護者である私どもを罵倒し、暴行を加えようとする88歳の女性…早い話が、「婆さん」が・・・
 「カメラに向かって、Vサインを出して微笑みやがったぁ!」
 もうだめ…。