アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

遭難した小6の二人、「奇跡の詩」を観ていたか!?

2013年05月30日 | Weblog
 滋賀県高島市の赤坂山で一時遭難し、自力で下山した私立城星学園小(大阪市中央区)の6年生の男女2人が、当時の状況を「沢沿いを下れば、琵琶湖にたどり着くと思った」と話した。

 無事でよかったぁ!この遭難騒ぎで、何を思いだしたか!「奇跡の詩」を思いだしました。知らない?知らない人は、知っておいたほうがいいですよ。65年間生きてきた私が、絶対おすすめの映画です。実話の映画化なんですがね。

 1971年12月23日、ペルーのリマからアンデス山脈を越え、アマゾンに到る途中で旅客機が墜落。乗客92名のうち91名が死亡したがぁ・・・17歳の少女が奇跡的に助かり、単身でジャングルからの脱出を試みる・・・。

 ユリアナ(17歳)は、母と共に、奥アマゾンの小さな町でジャングルの生態を研究している父を訪ねるためにランサ航空機に搭乗した。乗客、搭乗員は92人。

 飛行機はアンデス上空にさしかかったとき、乱気流にまき込まれて翼から火を吹いた。機は空中で分解し、ユリアナは座席ごと空中に放り出された。頬を打つ雨で気がついたユリアナは、深いジャングルの中で自分一人が生き残ったことを悟り、ジャングル学者である父の言葉を思い出していた。
 「水の流れるほうへ下れば最後には大河となり、大河のほとりには必ず人が住んでいる」

 これですよ!城星学園小の6年生男女2人が、道に迷って「沢沿いを下れば、琵琶湖にたどり着くと思った」と、考えた。ユリアナとまったく同じ考え方です。

 ユリアナはどうなったか?
 ジャングルの中を必死で歩き続けた。食物などあるはずもなく、木の葉のしずくをすするだけの毎日。4日目には彼女の体力も限界に達していた。
 ワニや蛇に襲われながらも、流木につかまって河を下った。傷口には肉バエが群がり、ウジを産みつけていた。死力をふりしぼってユリアナは河の中の流木につかまっていた。
 9日目、流れを下っていたユリアナは小さな舟がつないであるのを発見して陸にあがった。そこには、小さな小屋があった。人影はなかったが、これで助かったと思った彼女はぐっすりと眠り込んだ。この小屋は木こり小屋で、しばらくして帰ってきた木こりたちは少女を発見した。ユリアナがランサ航空の乗客の一人だっといっても容易に信用しなかった。何しろ墜落現場は二百キロメートルも離れていたから。病院で父とユリアナは再会し、しっかりと抱き合った。

 城星学園小の6年生男女2人も、保護者としっかりと抱き合ったでしょうねえ!
 よかったよかった。