アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

子豚の三男坊は極悪豚だった?

2015年09月03日 | Weblog
 あ、あのね、我が家の近所に住むネズミなんですがね。冬は、我が家に侵入し、一階と二階の隙間で運動会。エサがないと、我が家の庭木の皮を食べる。ブルーベリーの木は惨め…。スモモの木も…。コンポスト(生ゴミを発酵させて肥料にする)に侵入し、食いあさる。

 このネズミ、今のうちに退治しておかないと冬は…やり放題やられてしまう…。
 決意しました!「ぶ、ぶっ殺す!」 
 第一弾として、「自作ねずみ捕獲器」…侵入したら、出られなくなる…頭がいい私が知恵を両手で絞って考え出した。なんと、エサだけがきれいになくなっておりました…!侵入して、エサを食べて出ていった…。
 やむなく貯金を下ろして、市販のネズミ捕獲器を購入。1,300円!実はこのネズミ、裏の住人の小屋が本籍地。つまり、よそのネズミ。よそのネズミ捕獲に、大枚1,300円を遣う。私は太っ腹だぁ!
 
 さて、仕掛けてから2日…賢いネズミらしく、捕れない。で、捕れたらどうするかのシュミレーション…。捕獲器ごと水に浸けて溺死させる→空き地に穴を掘ってネズミの死体を埋める→死体は土に還る→我が家に平和が訪れる→めでたしめでたし。

 不安が…。今をときめく、昔話法廷に引っ張り出されたらどうしよう?
 昔話法廷…「三匹のこぶた裁判」を例にとると…被告人のトン三郎とその兄たちが証人として出廷。亡くなったオオカミの母親が証人として出廷。三男こぶたが、煙突から侵入したオオカミを、お湯が煮えたぎる大鍋に閉じ込め殺害した。それは、自分の身を守るための正当防衛だったのか?それとも用意周到に準備をした上の計画的犯行だったのか?
 三匹の子豚が正義でオオカミが悪と思い込んでいましたがね。大鍋で茹で殺した…考えてみると、子豚が残虐な奴ということにもなる。

 と、なると、私と近所在住のネズミとの死闘の場合…。法廷では、家の中を走り回られたり、「実がなる木」の皮(皮を剥がされると木は死にます)を食われたりという私の被害よりも、「ネズミを水に浸けて溺死させた非情な殺鼠マン」が強調され、刑罰を受けそう。

 今日これから、ネズミ捕獲器を確認に行くのですが…捕獲出来ているのがいいのか、出来なかったのがいいのか…1,300円をどう補填するか…。ネズミさえいなかれば、このような悩みでストレスを感じなくて済んだのにぃ。