アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

安あがりの労働力…それって、詐取?

2020年07月15日 | Weblog
 「労働力不足で農家が悲鳴」その理由が、「新型コロナで外国人技能実習生が来日できない」。このニュースには、暗澹たる気持ちにさせられます。
 農家(受け入れ側)にとっては、「外国人技能実習生=労働力」。これは、日本の労働力の歴史からくる考え方ですね。そうじゃない考えの人もおられるでしょうけど。それはそれでよい。
1 大戦前は労働力が余剰。・・・(日本から)移民として労働力を放出していた。戦後も、しばらく過剰状態。北朝鮮からも、「地上最後の楽園、北朝鮮へいらっしゃい!」と、募集があったんですよ!1959年12月以降、25年間に、「在日」の方、計9万3340人(日本国籍者約6800人を含む)が北朝鮮に渡っています。その人たちはその後どうなったかって?非業の最期を遂げたのは 間違いないでしょう。
2 高度経済成長期には、団塊の世代の集団就職でしのいだ。「嗚呼、上野駅」ですよ。
3 1980年代、「人口構造の変化」「若者の高学歴化」「バブル景気」
4 単純労働が3K(きつい・汚い・危険)として敬遠された。このため深刻な労働者不足に見舞われた。
5 東南アジアや南アジアの出稼ぎ労働者たちは、日本の好景気に注目。フィリピン、パキスタン、バングラデシュ、南米の日系人、イランなどから労働者が続々とやってきた。彼らの多くは観光ビザや学生ビザ、研修ビザで来日し、不法就労 の形で建設業や製造業に携わった。
6 1990年、入管法改正。日系人は職種制限なしで就労認可。外国人研修制度の規制緩和。
7 1990年代末、少子高齢化やグローバリゼーションを迎える中での労働力不足。
8 中国、韓国、ブラジルおよびペルー(主に日系労働者)、フィリピン、台湾、 タイ、インドネシア、イランからの労働者が流入
 現状→日本の低賃金労働は、外国人労働者が担っており、特に製造業は外国人労働者がいなければ、立ち行かない状況となっている。
  つまり、外国人労働者に来ていただかなくては、日本が立ち行かない。
 ところが…外国人労働者が増えた地域では社会問題が発生し、悲惨な結果になっている。どんな問題が発生しているか?
〇 教育が混乱・・・小中学校で日本語の話せない児童が増えた。
〇 地域社会との摩擦・・・ゴミの分別方法、ゴミの出し方…生活習慣の違い。独 居入居者用のアパート等に、常時十数人もの住人が住み、昼夜を問わず生活雑音。
〇 治安の悪化・・・「少女を誘い込んで殺した」「集団でスリ」「窃盗団」…犯人、 犯行グループは皆外国人です。東京都多摩地区の一角、アパートだけで10軒も ありますが、ほとんど空き家だったことがありました。中国人と思われるの集団 窃盗団が昼間入ってくる。皆逃げるように引っ越してしまった。その窃盗団は 「情」というものがなく、「日本人の命なんて何とも思っていないので、みんな怖 がっています」と、いうのが元住人のお話です。不良外国人が大手を振って歩い ていた。
〇 日系人の地方税や社会保険の未納・・・公的な医療援助を受けていなかった。
 外国人の労働力はほしいが、様々な隘路が…さてどうしたものか?!
 そこで、1993年に技能実習制度が創設され、1997年にはその滞在期間が延長されて、現行の研修・技能実習制度となった。
 「毎年多くの研修生・技能実習生が母国で役立つ技術を、日本で学んでいる」…これは、すばらしいこと。
 20年経って…この制度…受け入れ側の「たが」の緩みが目立ってきています。研修生・技能実習生という名前がついた、「労働力」と、とらえているような。テレビでキャンペーン的に紹介されるのは、「素晴らしい受け入れ側」ばかり。
 ところが、バッドニューズに登場する受け入れ側は…
 う~ん、2000字を超えてしまいました。結論までまだ先が長い…続きは、次回に書きます。