アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

脊髄に穴を開けます

2020年07月28日 | Weblog
 植物の「強さ」には、畏敬の念さえ持っています。似非ながら、農業もしているものですから、植物の観察については卓越したものを持っています。言っちゃった…。本当に卓越している人は、自分で自分を褒めませんよね。

 水を断たれた植物は、どんな行動に出るか?ものすごい速さで花を咲かせ種を作ります。植物がなぜ生きているか?それは、種を作るためです。子孫を残すためです。
 朝顔など超感心させられます。まず、他の花が咲かない時間帯(早朝)に咲いて、虫を集めます。朝顔の皆さんは、一斉に咲きます。「いつ咲こうと個体の自由だべ」などという「自由」を持ち出す朝顔はぁ、いない!一斉です。とにかく、受粉しなければならないから。
 で、実験した経験がある人も少なくないかとは思いますが、ツボミを糸で縛って開花できなくする。開花できないから、受粉できないはず…し、しかし、ここで朝顔の「サーチュイン遺伝子はON」となり、な、なんと、ツボミ内で受粉して種を作ります。「ありえない」けど、本当。凄い花です。

 「サーチュイン遺伝子」ってどんな遺伝子だったかって?この頃耳にしませんが、一頃話題になりました。寿命を延ばす遺伝子が、「サーチュイン遺伝子」。NHKでも取り上げていましたから、マユツバではないと思います。
 サーチュイン遺伝子は最初に酵母で見つかり、その後、ハエ、ネズミ、サル、ヒト、と、地球上のほとんどの生物が持っていることが分かった。
 動物実験では、サーチュイン遺伝子の働きを強めることによって、寿命が20~30%延びることが確認された。いいぞっ!
 「ミトコンドリアが出す活性酸素」「免疫細胞の暴走」など、老化をもたらす具体的な要因が最新の研究で分かって来ているという。サーチュイン遺伝子がONになると、指揮者のように働いて、「100近くの老化要因」を、抑える。いいぞ、いいぞっ!

 その結果、肌、血管、脳など様々な器官が若く保たれ、寿命が延びるのだと考えられている。すごい遺伝子です!
 この遺伝子、誰もが持っているんだと!これは希望が湧いて来ますよ。その遺伝子を、うまく働かせられれば、平均寿命は100歳を超える!

 さて、普段は眠っていているサーチュイン遺伝子を、どうやって働かせるか?どうやって「スイッチON」にするか?
 「必要量の75%~80%にカロリーを減らすと、数週間でサーチュイン遺伝子が活性化し、老化物質の掃除を始める」…「もう少し食べたい」を我慢すること数週間でサーチュイン遺伝子がON!お手軽かも。
 つまり、普通に食べている人は、折角持っているサーチュイン遺伝子を寝かせたまま短い生涯を終えるということでもあるのですね。

 現在の日本、90歳を越える人がどんどん増えています。医学の発達?それもあるでしょうが、「90歳を超える人たちは、サーチュイン遺伝子をONにした人たち」といえるのではないでしょうか?
 第二次世界大戦を経験している。つまり、戦時の食糧難を生き抜いてきているわけ…食料難だったから、必要量の75%~80%にカロリーを減らさなければならなかった。それも、数週間なんてもんじゃなかった。ですから、サーチュイン遺伝子がONになっている。これ、間違いないでしょう。こうなると、サーチュイン遺伝子がONになっていない層(飽食の時代の人たち)は、90歳まで生きる人は減るでしょう。
 かくいう私自身は、サーチュイン遺伝子がONになっているのかOFFのままなのか解りません。これ、誰ぁ~れも、解りませんよね。私は、幼少時「栄養失調」でしたからぁ、たぶんONになっていると思いますがね。

 で、今日これから出発します。
 手術シリーズ第一弾としまして、脊髄の「2番と3番」「3番と4番」「4番と5番」の継ぎ目に四角い穴を開けて内側の靱帯を掻き出すため入院いたします。脊柱管狭窄症の手術なんですがね。
 順調にいきますと8月中旬には家へ帰ってこられると思います。およそ3週間の辛抱。生還できましたら、またブログを書きます。