アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

贋作じゃないよカニカマは

2020年11月05日 | Weblog
 「開運!なんでも鑑定団」に、夫婦で出演しました。なぬ?「何度か書いただろう」って?う~ん、書いたような書いていないような…。
 浮世絵2枚をひっさげて勇躍の出演。46万円の値段を付けたのですがね。カミサンは、「こんなもの、たいした価値がない」とこき下ろす役回り。「ジャカジャン(鑑定士の鑑定金額が示されるときのBGM)」の結果、「2万円」。
 「鑑定団に出演して」というオファーがあったとき、カミサンは、かたくなに出演を拒否。私は出たがりなので、なんとしてもテレビ出演したかった。カミサンを説得した決め手は、「交通費はテレビ局持ちで、(東京、千葉、静岡の)子どもたち、孫たちに会えるよ」でした。カミサンは、テレビには出たくなかったが、子、孫に会いたかった。
 今や、カミサンは、なにをおいても、「開運!なんでも鑑定団」を必ず観ます。異様なほどの大ファンになってしまっております。
 この、「開運!なんでも鑑定団」…出演してわかったのですが、「バラエティー番組」ですね。面白くしてなんぼ!私ども出演の収録後、担当ディレクターが笑顔でやってきて、うちのカミサンに言いました。
 「一番面白かったです!いやー、ありがとうございましたぁ!」と。この日のMVPを獲得ってことですかね。
 なぬ?「カミサンがひょっとこ踊りでもしたのか」って?するわけないでしょ。司会者との短い会話が、バカウケしたんです。
 私が「アキレス腱を3回断裂させてしまった」という話題になり…
司会(石田 靖さん):3回もぉ!なんでぇ?
カミサン:趣味で…。
司会:ワイの趣味、アキレス腱切ることやでぇー!!
 おっと、アキレス腱の話じゃなくて鑑定団。「依頼人の評価額100万円」「鑑定士の評価は500円」なんてこともある。このギャップで笑いをとる。
 鑑定士の評論・・・「いやー、ひどいニセモノですねえ!」「このニセモノ、いいところを見つけようとしましたがぁ…何もないです」・・・笑わせる技術ですね。

 庶民がお宝だと思い込んでいるものの中には、ニセモノ(贋作)が多いことは間違いないよう。
 ただぁ…世の中、ニセモノ天国ですよね。「コピー商品」、名前はかっこいいが、早い話が、ニセモノ。そんな中で健闘しているのが、ニセモノを意識した本物の「カニカマ」。

 カニカマは、コピー商品ですよね。潔白を主張するために、ネーミングで、「本物だなんていってませんよ」と、商品名の工夫をしています。
「ほぼカニ」…「ほぼ」をつけて、詐称じゃないよと主張
「カニ風味カマボコ」…風味だけよぉ~。本物じゃないからね~。
「カニ蒲鉾」…カニじゃないよ、カニ蒲鉾だよ。蒲鉾だもんね。
「タラバガニみたいでごめんなさい」…名前で、謝罪している。
 ニセモノ界の優等生だね。スーパーへ行ったら、面白い名前のカニカマ見つけてね。