アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

紙が大好きな看護師…困ったもんです…

2020年11月13日 | Weblog
 <入院中 一人で採血できない看護師との遭遇>
 自分でインスリン注射を打つことになりました。 看護師監視のもとで打つのですが、簡単なのです。とっととやろうとしたら・・・監視の看護師が、「説明の紙をあげたでしょう、出してください。紙を見ながらやってください」と。
 「もう覚えたから紙を見なくても大丈夫です」と、明るく言う私。
 ここで、看護師の顔色が変わった。「出してください!紙を見ながらやってください」
 これはまずいと思いまして、紙を出しました。でも、紙を見ながらインスリン注射を打つのは、無理なのです。紙を見ながら、どうやって注射するんですか?!右目で紙を見て、左目で注射器を見るの?「紙を見ながらインスリンを打て」という看護師、患者の身になって思考行動することが出来ていない。と、いうかぁ、それ以前に問題があるんじゃないかなあ。
 「自動車運転マニュアル」を見ながら自動車の運転が出来ますか?
 「綺麗に泳ぐクロール(本)」を見ながら水泳できますか?

 で、その看護師は、20歳代の男の看護師なんです。身長は低く、腹が出ている(早い話が肥満体)。黒縁のめがねをかけている。
 はつらつと動き回り、患者とのコミュニケーションが巧みなほかの看護師に比べて、見劣りするなんてもんじゃない。「華」ってもんがない。本人も鬱々としたものを感じている。いつも「暗~い」。
 うっぷん晴らしのターゲットは、アンティークマンのような弱そうで、強く言っても抗弁出来ない年寄り。その年寄りが、自分の命令に即座に従わず、紙を出さなかった。「なめられた」と感じた彼の怒りは、すごかった。殴られるかと思いました。
 次の日、また彼の前でインスリンを打つことになりました。いきなり強い口調で…「説明の紙を出してください。ちゃんと見ながらやってください」私は、即座に紙を出しました。でも、出しただけ、ちゃんと紙を見る必要など全くないから。この態度が、火に油を注いだのかなあ?
 さあ、三度目来たあ-!頬を紅潮させ、「説明の紙を出してください。紙を見ながらやってください」。人のことを「バカ」と、言わない私ではありますが、「こいつバカか?」と思いました。言ってませんよ、思っただけです。

 彼の感情を逆なでするのは簡単です。しかし、そんなことをして夜中に首を絞められるのは御免被りたい。看護師ですから、点滴に変なものを入れるかもしれません。

 およそ2週間後。(私から)採血する担当看護師が、例の「紙好き看護師」。
 で、彼が私から採血するにあたって、「監視の看護師」がついてきたのです?!
 「どゆこと?」
 10月下旬だったんですよ。その時期に、まだ一人で採血できない看護師っているんだぁ?やはり、一人前の看護師じゃなかったんだあ!
 紙を見ながら、採血されなくて、よかったです。くわばらくわばら。