アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

舌で塗る薬!

2020年11月15日 | Weblog
 夜間頻尿で、2時間おきに起きるのですが久々に6時間トイレに起きずに寝た夜がありまして。その6時間に2度看護師さんに起こされました。
 一度目は、2人の女性看護師さん、「大丈夫ですか?(その声で目を開けた)あまりに鼾(いびき)が大きいもので・・・」。ほかの患者じゃだって、私に言わせれば鼾が凄いのに…何で私だけが?
 二度目は、男性看護師。「(鼾をしないように)ベッドの頭のほう、高くしますね…」。
 だけど、看護師が心配で見に来る鼾って…どんな鼾だったんでしょう?担当医師には、その旨を報告しておきました。
 そして夕刻、担当医師(女性の医師 15年半もお世話になっている)から…
 「アンティークマンさん、鼾も大きかったけど、うなされていたんだって!ウリャー(ロシア語の万歳)、ありゃー、わぁー、助けてくれ…などと言っていたので、隣の病室の人が「うるさい」と、看護師を呼んだんだって。隣まで響く大声ってなかなかないですよ。今までもそうゆうことありましたか?」
 うなされて、訳が分からないことを咆吼したらしい。今までにあったとは思えない。でも、思い当たる節もあります。
 頭の先(はげ)から、足の指先(潰瘍)まで悪いところだらけ…。今生きていることが、本当に幸せ。近い将来死が訪れることが明白。死にたくない、もっと生きたい。しかし、いくら頑張っても……。頭の中は、常にこれですから、寝ていて「うなる」のはぁ…、「そうだろうなあ…うなされるだろうなあ…」と、思います。
 その次の日の朝、看護師に、「昨夜は魘(うな)されていましたか?」と尋ねたら、「魘(うな)されてはいましたがぁ…無呼吸となり、20秒間呼吸が止まってました」と。今度は「睡眠時無呼吸症候群」かい!「日に日に新たに」病気が増える…。
 口腔外科で「口の中(頬の内側)にカンジダ菌があります」と。カンジダ菌って、カビ(黴)だよね?人間古くなると、口の中にも黴が生えるのかぁ…。
 「口や食道にカンジダ菌を飼っている人って、珍しくないですよ。自覚症状がないから、皆さん気づかないだけです」だって。なーんだ!私だけじゃないんだぁ。皆さん。口の中で黴を飼っているんだぁ。
 で、治療なのですが、5gのチューブに入ったゲル状のものを、全て口の中へ入れ、舌の先で口の中全体に塗る。出来るだけ長くその状態をキープ。もうダメだ、キープできないとなったら・・・飲み込む!「なるほど」と思いました。食道のカンジダ菌を退治するには、「飲み込まなければ」なりませんよね。
 「舌の先で口の中全体に塗る薬」、そういうのがあったんだぁ!
※ アンティークマンが使ったのは、フロリードゲル経口用(持田製薬)」でした。