アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

屁理屈居士 参上!テヘヘ

2020年11月08日 | Weblog
 わが北国の田舎町では、本格的なストーブの時期が到来しております。しかし、まだ日中は日が入り室温も上がるので、ストーブの火力を弱くしておくことが多いです。
 カミサンは、「ストーブ消して!」とか「ストーブ小さく(大きく)して!」と、私に命じます。そのたびに私は、「マジシャンじゃないんだから!」と、言いながら火力調節レバーを操作しています。
 「消して」は、スイッチをOFFにしろということで、「小さく(大きく)」は、火力調節のこと。それは解っていますが、屁理屈をこねないとアンティークマンじゃないんじゃないかと。
 マジシャンなら、ストーブくらい消せる(なくする)でしょうが、私には無理。鉄製のストーブを、大きくしたり、小さくしたりも私には…と、いうか常人には無理でしょう。なぬ?「屁理屈をこねないで、とっととストーブを消せ」って?はーい!わかりましたぁ!
 自粛癖で、「GoTo!」と言われても、出かける気にはなれませんが、出かけていた頃は、(観光地等で)「スミマセ~ン、シャッターを切っていただけませんかぁ?」と、頼まれることがしばしばありました。カメラのシャッターを押してくれという依頼なのですがね。カメラのシャッターって金属製なので、「切って!」と頼まれてもね…。私が、「金属を切る鋸を持ち歩いているオジサン」に見えたらしい。
 私が中学生ぐらいの男の子に、「シャッターを押してもらえる?」と頼んだことがありました。男の子は、困惑しておりましたが、私のカメラを受け取ってしまっているので、突き返せない状況。写真を撮ってもらって、丁寧にお礼を言っているところへ男の子のご家族が追いついてきました。
 「え、えっ??〇〇ちゃん写真を撮ってあげたの??!(一瞬絶句)が、が、頑張ったわねえ!!」と、母親。驚嘆の表情。男の子は、「他人には反応を示さない子(施設に入所中)」だという。その子が、見知らぬオヤジの写真を撮った!保護者にとって「驚天動地」だったらしい。私が神々しい人に見えたわけで…。泣き出さんばかりにお礼を言われてしまいました。 
 見知らぬ人に「写真を撮ってください」と頼む…頼まれた人にとって、人生を変えるかもしれない効果があることもある…!自撮棒もいいけれど、「スミマセーン、シャッター押していただけませんかぁ!」も廃れさせたくない文化だと感じています。
 「鍵(かぎ)をかける」これも、普通に使いますが…元々は、「鍵と錠」がありまして、錠(じょう)の穴に鍵(かぎ)を入れて解錠するわけですから…「錠(じょう)をかける」が正しい…ですよね?!
 警察官や暴力団が持っている、「手錠」も、鍵で解錠します。
 世の中、「鍵をかける」で、通じるようになっていますから今さら、「おかしい!」と唱えたところでしょうがないですね。
 「節電のため、コンセントはこまめに抜きましょう」コンセントは、和製英語。英語圏の人は、「アウトレット」とか「タップ」といってます。日本のコンセントは、「プラグ受け」のことですから、抜いたり入れたりするのは、プラグです。コンセントを抜いたらぁ…壁が壊れてしまいます。
 「プラグは、こまめに抜きましょう」…これで、家は壊されずに済みまーす。