アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

施策の根幹に、「人権と平和」を掲げる市!

2020年11月29日 | Weblog
 コロナ禍の中でも、選挙はあるもので、町議選、市議選、市長選・・・。大統領選もあっただろうって?あれは酷い。トランプさんは、史上最も惨めな敗者になりました。結果論ですが、トランプさんも悪いけど、「取り巻きが悪い」よね。身内のIQの低さにも驚きますが、ポンペイオさんには失望しました。「トランプ政権二期目の移行はしっかり進めている…」そんな奴だったのです。今はもう、そんなこと言えないでしょうけどね。

 さて、日本で最も人口が少ない市の一つに数えられるんじゃないかと思われるA市の市長選がありました。知人の息子さんが、堂々の立候補。経歴は、「自転車で世界一周した」という輝かしいもの。B市の市議会議員だったのですが、任期途中でとっとと辞めて、A市の市長に立候補。まだ30歳代。
 どの選挙でもそうなのですが、「選挙公約」というか「マニフェクト」というか「スローガン」というかが…お話にならない。
 「少子高齢化をなくします」・・・そんなこと、できるわけないでしょう!
 「過疎に歯止めをかけます」・・・ハイハイ、どうぞどうぞ!策などないのに言うなっ!
 「企業を誘致し、雇用を生み出します」・・・夢は寝て見るものです。目が覚めると同時に消えるものです。
 A市の市長に立候補した30歳代は、「若い力で頑張ります」…何を頑張るのかねえ?で、選挙の結果、若い力は惨敗。田舎の選挙は、「親類の多さ」で決まるのです。
 国会議員なら…「コロナ」「年金・社会保障」「消費税・経済」「憲法」などを掲げなければなりません。立候補者ご本人は、念仏のようにそれらを唱えておればよいわけで…。間違って大臣になってしまったら、満足な答弁ができない…。法務大臣、短期間に何回代わった?
 
 私は、立候補者には、「人権を守る街、○○市、にしなさい」と助言しています。現職の議員さんたちにも、「人権が尊重される○○市を謳えよ」と、話すのですが…。「暖簾に腕押し」「糠に釘」「豚に小判」。そもそも、「人権」が分かっちゃいない。

 ジャカジャ~ン!全集中ぅ~!パンパカパ~ン!
 このほど、「市のあらゆる施策の根幹に、人権と平和の尊重を掲げる」という市を発見!まさかと思いました!人権を根幹に据える市があったとは!
 「人権を尊重し、多様性を認め合う平和なまち」…これは、素晴らしいです。東京都の国立市なんですがね。
 国立市の条例の主な特徴は…
1 人間を大切にする・・・これですよ!これだけで十分なのにまだあるのです…
2 市民の人権を尊重し、多様性を認め合う平和なまちづくり・・・「ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)運動」も、多様性を認め合おうというもの。違いを知り認めることにより、人権は尊重されるのです。凄いぞ国立市!
3 女性と男性及び多様な性の平等参画の推進・・・私も最近書いた書類の性別欄に「男・女・男女に該当しない」というのがあり、「日本もここまで来たか!」と、多少の驚きを感じたものです。「性は、男と女だけじゃない」という意識を持っている市民は、すでに多様性を認めていますよね。

 国立市、私が考えていた理想の市町村の姿です。このような条例の施行は、全国初!
 日本中の市町村が追随してくれたらいいなあ!