アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ロシア(露西亜)を征する「征露丸」

2024年12月07日 | Weblog
 大相撲は大ファンではないですが、テレビで観ます。応援しているのは、一山本(いちやまもと)と宇良(うら)です。
 一山本は、町役場の職員からの転身ということで応援したくなりました。宇良は、「相撲が面白い」。あと、「♪ウララ、ウララ…」山本リンダですから!

「阿炎(あび)」が登場すると、必ず「阿鼻叫喚(あびきょうかん)を連想します。字は違いますがね。
 ちょうど5年前、阿炎のインスタグラムに・・・若元春の口を粘着テープでふさぎ、腕や足を縛り「仕返し! わら」という文字の入った、悪ふざけの動画が投稿されました。
 いじめじゃなくて、悪ふざけ…!「投稿」しなければ、なんのお咎めもなかったはず。

 阿炎の話しじゃなくて、若元春なんですがね。私は幼少時、「わかもと」という名の薬を飲んでおりました。人生で最も印象深い薬が「わかもと」。二番目が、「セイロガン」。三番目は、「プレドニン(ステロイド剤)」。
 
「わかもと」は、消化・整腸・栄養補給の働きをもった胃腸薬です。服用しなくなってから60年、名前を思い出すことすらありませんでした。
 しかし、数年前、大相撲で「若元春(わかもとはる)}が、台頭してきてくれたおかげで、思い出しました。
 わかもと製薬は、今も元気に「わかもと」を製造し続けております。

「征露丸」にも、お世話になりました。セイロガンの漢字表記は、「正露丸」だろうって?それも正しいですが、「征露丸」も正しいです。
 大日本帝国陸軍は、日露戦争で胃腸薬として使用していた丸剤に「征露丸」と名づけ、軍人全員に服用を命じておりました。

 征露丸の効き目は凄まじく、日本は大勝利。
 で、戦争終結後、国際関係上「征露」は良くない。「正露にしよう」ということになり、殆どの製薬会社が、「正露丸」に。
 ただし、奈良県御前市(ごせし)古瀬18番地の「日本医薬品製造株式会社」だけは、今も「征露丸」で頑張っています。
 さすが、私の御先祖様の地である奈良の製薬会社。
「北方領土が返還されるまでは、征露丸だぁ!」
「ウクライナから手を引くまでは、征露丸だぁ!」ってことなのでしょうか?素晴らしい。

 征露丸、海外旅行では必需品です。私の場合、外国へ行って2日目ぐらいから、お世話になります。この37年間、「ヨーグルト」を摂取しています。ただ、外国旅行にヨーグルトを持って行くのは面倒。
 ヨーグルトに含まれるビフィズス菌など、腸の働きを正常に保つ菌は、48時間程度で死んでしまいます。
 海外でヨーグルトを食べる機会がないまま2日ほどを過ごすと、「腸内のビフィズス菌等がナッシング」となります。そうなると、「おなかをこわすことがあります」。そんな時、征露丸が強い味方となるわけです。

 薬の思い出、「わかもと」と「征露丸」は、よく解ったが、「プレドニン(ステロイド剤)」はどうなんだって?
「諸刃の剣」です。私は、20数年間プレドニンを服用しています。まだ生かして頂いておりますが、脊柱管狭窄の手術二度、両足切断、大動脈弁狭窄…全てが、プレドニンの副作用。
 訪問診療の医師に、「よく頑張ってるねぇ~」と、感心されてしまう始末。
 大量のプレドニンを、20年以上も服用して「生きている」ことが稀なのかな。