アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

穴あき具材で吸う?

2020年07月18日 | Weblog
 「味噌汁」…日本人で良かったと思える文化です。豆腐、わかめ、ネギ、シジミナメコ…どれもいい。
 季節限定ではありますが、「新フキの味噌汁」…これは、年に一度でいいですが飲みたい(食べたい?)ものです。
  いい歳をしてそんなコトしてるのか?意外にオチャメだね?!と、思われるでしょうが、フキをストローのようにして、味噌汁をチューチューと飲む…これがまた、たまらない!香りと味で楽しめて、飲み方でまで楽しめる…このような味噌汁って他にありますか?!味噌汁界の王様というか、異端児というか…!
  フキは、どこにでも生えている。赤ちゃんは…無理ですが、幼児でも採ることが出来る。
  ただ、フキをナメてはいけません。「中ブキ」と「外ブキ」があり、味が全然違う。見分け方?そのまんまですから、赤ちゃん以外は誰でも分かる。一株から2~3本出ている茎(葉柄:ようへい)のうち、根元でほかの茎を巻き込んでいるものが外ブキ。早い話、外側にあるから外ブキ。中側にあるのが中ブキ。そのまんま。
  どっちが美味しいかって?それは好みの問題ですが…中ブキは、やわらかい。料理によっては、歯ごたえがないのでフキらしさがないという不評も。外ブキは、歯ごたえがあり、「フキですよー」という主張がある。ま、どっちでもいっか。
  重要な知識として…「山で道に迷った。水も食料もない。このまま遭難か…ああ、水が飲みたい…」そんなとき、フキの中にある水を飲むと良い。深山のフキには、水が入っています。美味しい水がジャボジャボ!遭難しそうになったら是非お試し下さい。試す機会がないことをお祈りしますがね。
  我が家の煮込みうどんに、チクワが丸ごと一本入っておりまして…私の遊び心がむくむくと…。チクワをストロー代わりにうどんのスープを飲みました…「あ、あぢー!」熱かったです。口蓋(こうがい:口内の上の部分)、を火傷。口蓋の皮膚がベロベロとむけました。
 チクワが、「フザケンナ!」と攻撃してきたのか?それとも、フキからの、「チクワと一緒にするな!」という祟り?え?単に私がおかしいだけ?それは違うと思います。フキやチクワをストローに見立ててスープを飲む人って、私以外にも必ずいると思う…。
 なぬ?「レンコンの穴をストローにしてコーヒーを飲む人がいる」って?そ、そんなやつはおらんやろっ!

死を悟ると冷静になる

2020年07月17日 | Weblog
 人生の終盤を迎えると、これまで考えもしなかったことを考えるようになるものでして・・・。
 現在、生きているわけで、これまでの人生の全てが、「運がよかった」「ツキがあった」と、いうことになります。
 過去最大のピンチは…思い出すだけでも「ゾォー」とします。
 私と、カミサン、5歳の長女、1歳の長男の家族4人で、ボートを借りてケープコッド湾へ釣りに出ました。二男は、連れて行かなかったのかって?二男は、まだ生まれておりませんでした。
 マサチューセッツ州の場合、自動車運転免許を持っていれば、ボートを操縦してもよいのです。
 ケープコッドへは何度か来ており、いつも、「鯖」「鱈」をたくさん釣っておりました。この日は、少々風がありましたが、勇躍沖へ!
 かすかに陸が見え隠れするあたりで、釣り開始。ところが、風が止む気配がなく、うねりが強くなってきました。白波が立ち始めました。先ほどまで釣りのボートが何艘か見えておりましたが、気がつくと釣りのボートは私たちだけ・・・!
 「まずい!引き返そう!」
 船外機のエンジンをぉ…「エンジンがかからない!」。10数回、エンジンをかけようとしましたが…始動してくれない。波は、どんどん高くなる。ここで死ぬのか…。
 「もうダメだ…。だけど、最後まで生きる努力をして死のう」船外機を諦め、オールで陸地の方角へこぎ出しました。実際には、強風と高波で、オールは何の役にも立たない。しかし、かすかであっても生きられる道は、これしかない。
 カミサンは、2人の子に覆い被さっている。カミサンのその背を荒波が洗う。波は、ボートの2m上から滝のように降り注ぐ。海上なのか、海中なのか分からない。1時間ほど波にもまれて…まだ4人とも、生存していた。私は、1時間漕いでも疲労感はなく、むしろ妙に冷静になっておりました。死期を自覚すると、人間は冷静にこの世を見ることが出来るということを身をもって知りました。
 往生際が悪いもので、どうせだめだろうけどと思いつつ…オールを漕ぐ手を止め、船外機のスターターの紐を引っ張りました。
 「ブルーン!」
 ・・・エ、エ、エンジンがぁっ!エンジンがかかったあ!!
 そのあとはもう、無我夢中。転覆しないように注意しながら、だんだん近づいてくる陸へ一直線。横波を受けると、簡単に横転するし、フルスピードだと舳先が上がって「バク転」のように転覆します。
 エンジンがかからなかったのは、故障ではなく理由があったのです。私の重大なミスだったのですがね。釣り場に着き、船外機のエンジンを止めたあと、チョークスロットルを元に戻しておかなかったのです。そのため、燃料が出てきて、点火プラグを濡らしていた。火花が散らないから、エンジンがかかる訳がない。
 何回も、焦りながらエンジンをかけようとしているうちに、無意識にチョークスロットルを元に戻した。それから、1時間経っていたので点火プラグを濡らしていた燃料が蒸発してプラグが乾いた。そこで、私がダメで元々と思いながらも、エンジンスタート!一発で、エンジンがかかったというわけ。
 あのとき、エンジンスタートを試みなかったら…「消えた日本人一家4人」ということになっていましたね。

人材育成の美名に隠れた…奴隷もどき

2020年07月16日 | Weblog
 世界の中の日本人…私の日本人観は、「自分は食べなくても空腹の人にあげる」なんです。日本人は、「人を人扱いしない、悪魔のような奴ら」と、世界から思われたくないのです。
 「労働力不足で農家が悲鳴」その理由が、「新型コロナで外国人技能実習生が来日できない」。で、私は現在の実情に、「日本人として」暗澹たる気持ちにさせられます。で、前回の続き…。
 外国人技能実習生に関わり、ニュースに登場する、事件とも言える実態は…
★ 最低賃金に満たない金額で就業をしていた技能実習生がいた(東京都は時給で1,013円)
★ 最低賃金は維持しているが、残業時の割り増し賃金は40%程度だった。
★ 最低賃金以下しか払っていなかったが、それは送り出し側で決めた賃金だった。
 これらは、経済産業省が押さえている現況。しかし、この程度ではなさそう。
★ 外国人研修生は住み込みで農作業を行う。住まいは穴だらけのビニールハウスを改修してキッチンや風呂を備え付けたようなとても粗悪なものであった。
★ 食事は収穫した農産物を口にし、他の物は食べない。何故なら給与が常識とは 考えられないほど低いからだ。給与は最低賃金を大きく下回る時給200円であ る。時給200円ではとても生活なんてできない・・・調査の結果、「研修なの だから最低賃金は関係ない」と。逆ギレを絵に描いたような詭弁。
★ さらに、パスポートを取り上げる、給与の未払い、サービス残業の横行、セクハラ・パワハラ、監視や軟禁、逆らえば強制帰国させるといった脅迫等、日常的に行われているようだ。
 これら作り話ではないでしょう。事実、私の近くでも、「集団脱走」がありました。「そういうことが当たり前に起こる制度なんだ」と、思われているふしすらあります。
 外国人に対し「日本人がいかに悪辣な奴らなのかを、身をもって研修させる制度」じゃないのに・・・!日本人にも悪い人はたくさんおります。だけど…
 赤貧を洗う暮らしから何とか抜け出そうと、莫大な借金をするなど大変な思いをして日本へ来てくれた若者たちに、「お金は出来るだけ出さない」「ビニールハウスに住まわせる」「満足な食事をさせない」これだけでも十二分に卑怯なのに、「セクハラ・パワハラ、監視や軟禁、逆らえば強制帰国」・・・。
 これって、極悪非道ですよ。「江戸時代なら市中引き回しの上、獄門…」「北朝鮮なら公開銃殺」「イスラム過激派ならミナレットから落とされますよ」。それが、日本なら「逮捕もされない?」。
 あんりまあ、アベノマスク・・・そんなもの、どうでもいい。困っている人(人種国籍を問わず)を食い物にし、権限をひけらかしてセクハラに及ぶ…この卑怯者たちを葬らなければ。私は、日本人の一人として、恥ずかしいのです。「日本人=卑怯者」一握りの卑怯者たちに、日本人全体が傷つけられているのです。(あんりまあ、アベノマスクは、日本人を傷つけていませんから)
 研修・技能実習制度、無くしてしまっては、日本が立ちゆかなくなる。続ければ、「日本人は悪魔だった」ということになる。どうしたらいいか?アンティークマンの休むにも似た考えですがね…
 1 受け入れ側の徹底調査で、基準に満たない事業所等には「研修生、技能実習生」を送り込まない。
 2 定期的に、研修生、技能実習生に対して「賃金、待遇、セクハラ・パワハラ」の調査をし、違反事業者から研修生、技能実習生を引き上げさせる。実習生のその後は国が責任を持つ。
 いち早く、これらを法制化していただきたい。 
 「新型コロナで外国人技能実習生が来日できない。労働力不足で農家が悲鳴」の何が気に入らないかと言いますと、「研修させたいのではなく、労働力が来てくれない」というところが気に入りません。なぜ、「労働力」ではなく「人」として見てくれないのでしょうか?
 スイスの作家が、外国人労働者について、「我々は労働力を呼んだが、やってきたのは人間だった」と語りました。この名言、「人として扱えよ」ってことだと思います。 
 日本は、外国から「人」を呼んでいます。研修生、技能実習生なのですから、「人」なのです。

安あがりの労働力…それって、詐取?

2020年07月15日 | Weblog
 「労働力不足で農家が悲鳴」その理由が、「新型コロナで外国人技能実習生が来日できない」。このニュースには、暗澹たる気持ちにさせられます。
 農家(受け入れ側)にとっては、「外国人技能実習生=労働力」。これは、日本の労働力の歴史からくる考え方ですね。そうじゃない考えの人もおられるでしょうけど。それはそれでよい。
1 大戦前は労働力が余剰。・・・(日本から)移民として労働力を放出していた。戦後も、しばらく過剰状態。北朝鮮からも、「地上最後の楽園、北朝鮮へいらっしゃい!」と、募集があったんですよ!1959年12月以降、25年間に、「在日」の方、計9万3340人(日本国籍者約6800人を含む)が北朝鮮に渡っています。その人たちはその後どうなったかって?非業の最期を遂げたのは 間違いないでしょう。
2 高度経済成長期には、団塊の世代の集団就職でしのいだ。「嗚呼、上野駅」ですよ。
3 1980年代、「人口構造の変化」「若者の高学歴化」「バブル景気」
4 単純労働が3K(きつい・汚い・危険)として敬遠された。このため深刻な労働者不足に見舞われた。
5 東南アジアや南アジアの出稼ぎ労働者たちは、日本の好景気に注目。フィリピン、パキスタン、バングラデシュ、南米の日系人、イランなどから労働者が続々とやってきた。彼らの多くは観光ビザや学生ビザ、研修ビザで来日し、不法就労 の形で建設業や製造業に携わった。
6 1990年、入管法改正。日系人は職種制限なしで就労認可。外国人研修制度の規制緩和。
7 1990年代末、少子高齢化やグローバリゼーションを迎える中での労働力不足。
8 中国、韓国、ブラジルおよびペルー(主に日系労働者)、フィリピン、台湾、 タイ、インドネシア、イランからの労働者が流入
 現状→日本の低賃金労働は、外国人労働者が担っており、特に製造業は外国人労働者がいなければ、立ち行かない状況となっている。
  つまり、外国人労働者に来ていただかなくては、日本が立ち行かない。
 ところが…外国人労働者が増えた地域では社会問題が発生し、悲惨な結果になっている。どんな問題が発生しているか?
〇 教育が混乱・・・小中学校で日本語の話せない児童が増えた。
〇 地域社会との摩擦・・・ゴミの分別方法、ゴミの出し方…生活習慣の違い。独 居入居者用のアパート等に、常時十数人もの住人が住み、昼夜を問わず生活雑音。
〇 治安の悪化・・・「少女を誘い込んで殺した」「集団でスリ」「窃盗団」…犯人、 犯行グループは皆外国人です。東京都多摩地区の一角、アパートだけで10軒も ありますが、ほとんど空き家だったことがありました。中国人と思われるの集団 窃盗団が昼間入ってくる。皆逃げるように引っ越してしまった。その窃盗団は 「情」というものがなく、「日本人の命なんて何とも思っていないので、みんな怖 がっています」と、いうのが元住人のお話です。不良外国人が大手を振って歩い ていた。
〇 日系人の地方税や社会保険の未納・・・公的な医療援助を受けていなかった。
 外国人の労働力はほしいが、様々な隘路が…さてどうしたものか?!
 そこで、1993年に技能実習制度が創設され、1997年にはその滞在期間が延長されて、現行の研修・技能実習制度となった。
 「毎年多くの研修生・技能実習生が母国で役立つ技術を、日本で学んでいる」…これは、すばらしいこと。
 20年経って…この制度…受け入れ側の「たが」の緩みが目立ってきています。研修生・技能実習生という名前がついた、「労働力」と、とらえているような。テレビでキャンペーン的に紹介されるのは、「素晴らしい受け入れ側」ばかり。
 ところが、バッドニューズに登場する受け入れ側は…
 う~ん、2000字を超えてしまいました。結論までまだ先が長い…続きは、次回に書きます。

余人に代えがたいのプロの挨拶人!?

2020年07月14日 | Weblog
    宮家に、知っている人がおります…こう言うと、「嘘だあ!」「この、法螺吹き!」と、言われますかね。しかし、BUT、本当なのです。
 「宮家(みやけ)」…日本において、「宮号を賜った皇族の一家」のこと。
 現存する宮家は、「秋篠宮家」「常陸宮家」「三笠宮家」「高円宮家」。
 で、「宮号を賜った宮家」ではないですが、「名字が宮家」というケースがあります。私が知っている宮家さんは、後者の方。戸籍上の名字が「宮家」。ねっ!嘘つきじゃないでしょ!紛らわしいって?そう思うのは、自由です。まさしく内心の自由、私が認める唯一の自由です。私は、嘘は申しません。
 私が知っている宮家さんは、プールの監視員をされておられます。
 プールへ入ったら、監視員に挨拶します。なぜかって?プール内で、「脳、心臓」の発作を起こした場合、できるだけ早めに救助していただきたい。そのため、「いい印象を与えておきたいため」です。「打算的な人だなあ」って?そういう人こそ、「打算」で生きているんじゃないの?表面には「出さん(ださん:出さない)」だけでしょっ!
 その日の監視員の宮家さんは、少し離れたところにおられまして…
 私は、プール内からアクアウオーキングをしながら、宮家さんに会釈し、「コンニチハ」と、言いました。宮家さんは気づかなかった様子。
 メダカコース(小児)のプール教室が終わって、床をスウィーピングしていた宮家さんが、第九コースでアクアウオーキングしている私に近づいてきた。私は気にも留めず懸命にウオーキングを続けました。
 およそ1時間後、プールから上がったら、宮家さんが追いかけてきました。
 「さ、さっき、儂(わし)、挨拶しなかったっしょ。すみません。子どもらに気を取られて…」
  宮家さんは、75歳前後。その宮家さんが、「あっ!アンティークマンが挨拶してくれたのに、礼を返さなかった…しまったぁ。わざわざ近づいていって挨拶するのもいかがなものか…ああ、どうしよう」ずっとそのことを気にしていたと思います。
 そして、メダカコースの教室が終了したので、床をスウィーピングするふりをしながら近づいてきてくれたのですが、私に無視される形になった。私が腹を立てていると思いこみ、困惑の度を高めた。そして、プールから上がった私に追いすがり、返礼しなかったお詫びをしたわけです。
  この日、私に「返礼出来なくて、すみません」を言う機会がなかったら、宮家さんは帰宅後も悶々とし、夜も、ろくに寝られず…翌日、プールで私を捜して、「昨日、儂、挨拶しなかったしょ。すみません」と言ってようやく安心する。…そうなったことでしょう。
 「挨拶は大切」…皆さんが言います。しかし、挨拶をし損ねたのを悔やみ、追いかけて挨拶をする人って…。挨拶の正しいあり方を、宮家さんから学ばせていただきました。
 宮家さん…職業はプール監視員、時給900円ですが、え?時給まで書かなくてもいいって?では時給は、取り消します。(書いてしまうと、取り消しても消えない)。宮家さん、「職業=余人に代えがたいのプロの挨拶人」です。
「宮家」を名乗るだけあって、品格があり、義理(挨拶)を重んじる。素晴らしいなあ!  


「他人の不幸は蜜の味」…なにも立証しなくても

2020年07月13日 | Weblog
 「生きがい」は、千差万別。他人の生きがいを笑うことも、自分の生きがいを笑われることもありません。
 私の生きがいの一つは、御存知「自慢」です。何か自慢のタネはないか、キョロキョロしています。魚など釣ろうものなら、かなりの長期間にわたって自慢し続けます。釣り上げたとき70cmの魚でも、翌日は、72cmになり、1か月後には、「80cmの魚を釣ったぞ!」と、成長させます。このように、自慢も、静止画像ではつまらない、立体的かつ動きがなければ。
 効果的な自慢には、テクニックっうものが必要です。いわば、「知恵がなければ自慢はできぬ」と、いうところでしょうか。
  日めくりに、「自慢は知恵の行き止まり」と言う格言が書いてありました。私に喧嘩を売っているようです。「自己満足の思い上がりは、それ以上の知恵も進歩もナッシング。人間、自慢をするようになったらおしまいだ」と…。ひどい言いがかりです。自己満足していないから、70cmの魚を成長させるのです。知恵も、進歩もあるから、80cmに成長させるのですぞ!
 
 <自慢に対する攻撃シリーズとして…>
 ・自慢高慢馬鹿のうち
・自慢高慢酒の燗(韻をふんだだけ?)
 ・自慢高慢ばかの行き止まり
・自慢は知恵の足らぬ大馬鹿
 ・高慢は出世の行き止まり
 こうもこっぴどくいじめなくてもいいと思うが!「ばか」とか「知恵が足りん」とか「行き止まり」とか…言葉の暴力です。日めくりの会社め、来年は買ってやらないぞ!
  米科学誌「サイエンス」に発表された、放射線医学総合研究所、東京医科歯科大、日本医科大、慶応大の共同研究・・・
 「妬(ねた)ましい人物に不幸が訪れると、報酬を受けたときの心地よさにかかわる脳の部位が働く」 
  要約すると…他人の成功は妬ましく、他人の不幸は何とも嬉しい。というところでしょうか。早い話が、「他人の不幸は蜜の味」日本に古くからあることわざです。科学的に証明されたというところです。
  これは…人間は、自分は幸せになりたいが、他人は不幸になればいいと願っているともいえます。恐ろしいことを立証してくださったものです。
  となると、「人間は、本質的に自慢したい。他人を羨(うらや)ましがらせたいという欲求を持っている」ということになります。よしよし。
  他人の不幸を喜ぶのは、いうまでもなくダメです。武士道に反します。
 しかしBUT!本能ともいえる「自慢したい」については、もっともっと開放してもいいのではないか?
 自慢には、悪い自慢と良い自慢があると考えます。悪い自慢は、「自分の努力とは関係ないもの」「金銭や物資に関するもの」。良い自慢は、「汗水垂らした成果」。具体的には、「オラの家は、大地主で、金持ちじゃ」これは典型的な悪い例。良い例は、「オラ、70cmの魚釣ったど」…どうしてこれが良い例か?魚釣りへ行くという行為自体がまず自慢していいです。道具・エサを工夫して用意しますから知恵が必要。早起きして釣り場へ、寒い中辛抱し、魚との知恵比べで大物をゲット。努力の結晶ですから、大いに自慢しても良いのです。 
  「自慢は知恵の行き止まり」をはじめとする、自慢こき下ろしことわざの反対の意味のことわざとして、「自慢は知恵の積み重ね」を広めてほしいです。
  自慢を擁護していますが、本来「自慢」は、武士道に悖(もと)るものです。 ですから、私の「自慢」は、「ユーモア」のつもりです。ダブーである「自慢」という言葉を使って…早い話が、ボケです。「そんなもん、自慢になるか、ボケ!」と、いうツッコミを期待しての自慢です。「自慢にもならないことを自慢する人」を演出することによって、対人関係に「和み空間」が出来る。「あの人があれだけバカなのだから、自分ももっとバカになっても大丈夫だな」このような安心感を相手に与える…。
 「自慢じゃないけど…」と、話し始める人がおります。自慢するわけではないがというつもりでしょう。しかし、これって自慢話を始める前置きですよね。質の高い自慢を聞きたいですね。

国民が犠牲に?ボクちゃんに責任ないもんね!

2020年07月12日 | Weblog
 北朝鮮、韓国との関係で気をとられているのか、ここんとこ日本へむけてのミサイル撃ってきませんね。いつまでも、朝鮮半島だけで茶番劇を繰り返しておればいいのですが。
 北朝鮮がミサイルを撃つたび、日本は、「遺憾の意」でおわり。遺憾の意など、北朝鮮にとっては、痛くも痒くもない。相手にもしてもらえません。
 なぬ?「ならば、どうしろというのか?ミサイルを撃ち返せとでも言うのか」って?それをやっちゃあ、戦争になってしまいますから建前としましては、絶対にしてはいけません。本心は違いますがね。テヘヘ…。
 「遺憾の意」は、何の役にも立たないし、「ミサイルの反撃もできない」。ではどうすれば良いか?「確実に北のミサイルを打ち落とす迎撃ミサイルの配備」しかないでしょう。
 と、ところが、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備プロセスが停止されてしまいました。理由を聞いて、びっくり。「地元の反発や費用の高騰」だという。国民を守らない理由がこれかよ!?そんなの、3年前からわかっていたでしょ!
 太郎さんの言い分が、対岸の火事見物のようなもので…なぬ?「また麻生太郎が、何か言ったのか」って?この太郎さんは、河野太郎防衛相なんですがね。山本太郎が都知事選へ出てきまして、「三太郎」の一翼を担おうとしていますねぇ!現代の三太郎とは、麻生太郎、河野太郎、山本太郎。昔は、桃太郎・金太郎・浦島太郎。
 閑話休題。
 「見通しが甘かったと言われればそうかもしれない」。
 
 河野太郎さんは、こう言ったのですよ!このセリフ…自分にはなんらの責任感もないてことでしょ。「見通しが甘い」と感じたなら、まず陳謝でしょ。「…かもしれない」これって、責任逃れでしょ。日本人の命を守るのが、防衛大臣でしょっ!
 ミサイルを打ち込まれて、「国民の命を守れなかったと言われればそうかもしれない」って言うんでしょうね…。
 地元の反発…あたかも、地元の人が良くないような言い方。「ミサイルを発射した場合、切り離された重さ200kg強の推進装置ブースターが住宅地などに落下する恐れがある」…反対するのが当然でしょう!
 自衛隊の新屋演習場(秋田市)とむつみ演習場(山口県萩市など)に絞ったあたりで、この計画はおかしいと気づかなければならなかったね。「陸上」は、この2カ所だけではないのに。陸上イージスが危険(ブースター落下が危惧される)なら、「海上(浅瀬に杭を打って)イージス(防御)」でいいでしょ!
 今の日本で、最も重要なことは、「陸上(もしくは海の浅瀬、早い話が浜)イージス導入」です。そもそも、「Aegis Ashore」、ashoreは、「浜」でしょ。
 ミサイルで、日本人の命が失われてはなりません。

ディスタンス警察

2020年07月11日 | Weblog
 面倒な書類には、きまって「職業を書く欄」があります。「無職」と書くしかないのですが、それってつまらないなあといつも思います。
 無職ながら「職業欄に書きたいなあ」と思う職業(?)は・・・
 〇 雀の大家さん業…我が家の換気扇を雀に貸して住まわせているので。
 〇 多量の薬 服用業…毎日欠かさずですから、立派な職業?
 〇 似非農民業…「農業」はぁ、口はばったいので「似非」を冠する。奥ゆかしい。
 〇 水中歩行業…そのまんま。英語にすると「アクアウオーキング業」
 ねっ!「無職」よりずっとおもしろいでしょ!
 なぬ?「『職業=対価としてなにがしかのお金をもらう』だろ。雀が家賃を払うか?プールで歩く高齢者にスポンサーがつくか?無職は無職でおとなしくしてろ」って?は~い、職業として認められないならしょうがないですね。「無職」も、対価なしだから、職業欄に「無職」と書いちゃだめなのかなあ?
 自粛要請が解除されて、プールも再開。次の手術まで、毎日アクアウオーキングに励みます。
 プールへ行くとまず、受付の女性に、染み入るような笑みをたたえながら挨拶します。更衣室では、(12年経っても)顔見知りがいないので、挨拶なしでOK。 なぬ?「12年経っても顔見知りが出来ない?それなら高度な自閉症だろう」って?あ、あのね、自閉症が、受付の女性に、染み入るような笑みをたたえながら挨拶しますか?その前に、プールへ行きますか?…行く人もいるかなぁ…。
 アクアウオーキングシーズを履いて、入水(「じゅすい」ではなく「にゅうすい」と読んでください。自殺ではないので)。歩き始めます。
 なぬ?「アンティークマンは、脊柱管狭窄やら大動脈弁狭窄やら、とんでもない病気やらで歩けないんじゃなかったのか」って?プールでは、「浮力」のおかげで、見た目は普通に歩けるのです。痛みは、我慢します。
 「プール内で、アクアウオーキングの年配の女性たち、早い話が、おばあさんたちには、挨拶するようになったか」って?
 プール内では、水着一枚。年配の女性たちは、私に対し、「じろじろ観るなよ」「おじさん、歩いてないで泳げばいいのに(年配の女性に、おじさんと呼ばれたくないんですよねぇー)」「おじさん早く帰ってくれよなぁ」という、視線を送ってきます。 人間には、「他人に近づかれて、耐えられる距離」があります。「ボディゾーン」といいます。水着でボディゾーンを侵害されちゃあ、年配女性でも不安になるらしい。私は、それが分かるので、できる限り挨拶しないように努力しています。「気持ち悪いオヤジ」と、思われることを恐れていますよ。見栄っ張りなもので。
 ボディゾーンを巧みに利用して、生業にしている方もおられる。「マル暴(暴力団)」の方などその典型かと。顔を数センチメートルまで接近させて…
 「おんどれ死にたいんかぁ、誰の許可うけてここで商売してるんや。はよ、カネ出さんかい!」
 数センチメートルは、ボデイゾーンの侵害も甚だしい。相手がマル暴でなくても怖いです。
 なぬ?「プール内のウオーキングでも、ソーシャルデスタンシングは、あるのか」って?そ、それは質問ですね。
 「ボディゾーン」は、個人差がありますが、プール内ではせいぜい1メートルでしょうか。「プール内ソーシャルデスタンシング」は、3メートルってとこでしょうか。それより近づいても、近づかれても、気味が悪いです、
 「フィジカルデスタンシング」という言葉を耳にしたことがありませんか?これは、「社会的距離はおくが、心の距離は近く」という意味合い。これからは、むしろ、ソーシャルディスタンシングよりも、フィジカルディスタンシングという「ことば」を使った方がいいんじゃないかなあ。
 急に「ディスタンス評論家」になってしまいました。「ディスタンス警察」への就任も近いかな。
 「お~い、そこ近いよ。離れて、離れて!」

ハッピーエンドで終わらせたいけどね

2020年07月10日 | Weblog
    「○警本部です。△さんの検死(検屍)に来ました」
 大学病院に検査入院しておりまして、ようやく退院が許可されました。「退院事務」をしておりましたら、○警本部の司法警察員(検視官)がやってきたという訳です。
 「大学病院へ検死に?」そもそも検死は・・・
 1 検視(漢字にご注意。検死ではありませんで)・・・異状死体に対し事件性の有無を捜査する作業。
 2 検案・・・医師が死体に対し、臨床的に死因を究明する作業。犯罪性の有無に関わらず、外傷性なのか、病死なのか死因を医学的・臨床的に評価すること。
 3 解剖・・・医師・歯科医師等が死因究明のために解剖を施行して死因を特定する作業。
 大学病院で、いったい何が?私は、とっさに「検視だな」と。思いました。なぜそう思ったか?
 自分が検査入院して、次々と治癒の見込みがない、手術すら不可能に近い病気が発見されると、正直、「死んだも同じだな。生きて、家族に迷惑をかけるぐらいなら…」と、何度思ったことか…。「自殺は、絶対しないぞ」と、決意はしていますが、「あぶないなあ…」と、思っています。
 病気を苦にして、自ら命を絶つ人…いるだろうなあと思います。
 だいぶ古い話ですが、ずっと頭から離れないです…93歳の老女が、「お墓へ避難します」という遺書を残して自殺した。これって、…「棄老」ですよ…ね。
 「自殺だから、棄老とは違う」って?では、深沢七郎の「楢山節考」に酷似しているってのは如何?
 自殺した老女は、若い頃「楢山節考」を読んでショックを受けていた。70歳になり、80歳になり、90歳になり…そして被災。楢山節考の主人公、「おりん」は、姥捨て山へ捨てられる日を自ら決めた。自殺した老女も、脳裏におりんが浮かび、自らお墓へ避難した。楢山節考は棄老がテーマです。
 棄老については、「大和物語」「更級日記」「今昔物語集」「更科紀行(←私はこれを読んでいませんが、棄老に関する章があるのだそう)」「楢山節考」「遠野物語」…などに取り上げられています。読んだのは、もう40~50年前ですからどれがどうだったか…ただ、「大和物語」は印象深かったです。老婆を山に捨てた男が、美しい月を見て母親を棄てた後悔に耐えられず、翌日連れ帰りました。なんとかしてくれと願いながら夢中で読み進めて、「よかったぁ!」と思いました。(喜びの度合いは、パピヨンが島から脱出したときと同じくらい…大和物語を読んで、パピヨンを観た人はこの喜びを御理解いただけるかと)
 大和物語では、一度捨てた老婆を連れて帰ったのですが、山に置き去りにされた人たちはそのあとどうしたか…「捨てられた老人たちが、山で共同生活をして楽しく死を待つ」このような続編を書いたこともありました。「山に捨てられて、じっと死を待つ」のが辛すぎて、少しでもハッピーエンドへもっていきたかったもので…。先の短さを悟っているせいか、ハッピーエンドでなければ、読む気にも、観る気にもなりません。
  老女と、おりんが重なります…楢山節考の世界と、現代の日本…似てませんか?
楢山節考:「村の年寄りは七十になると捨てられた」
 現  代:22歳の人が、70歳の時に受け取れる年金の額は、うまくいったとしても支払った額の40%程度にしかならないという試算がある。
 楢山節考:「晩婚が推奨されていた」
 現  代:推奨されてはいないが、晩婚。
 楢山節考:年老いた父や母を口減らしのために山に捨てる。
 現  代:年老いた父や母の介護が大変な負担となっている。
 楢山節考:山へ捨てられることに抵抗した又ヤンは、息子に縄でぐるぐる巻きにされ、谷底に突き落とされてしまった。
 現  代:老人が実子に虐待されるケースがある。
 楢山節考のおりんは、家族の未来を見据えて自ら山へ捨てられる決断をした。現代の日本は、「社会保障と税の一体改革」…今の痛みを回避し続ける…子供や孫やひ孫までツケを回して…。楢山節考のおりんと現代日本の相違点ですね。
 「世の中に貢献出来なくなった。自分で自分の体を意のままに動かすことが出来なくなった。明らかに惚けはじめたと自覚できる」こうなった人は、「棄老の風習があったら楽なのに」と、一度は考えると思います。なぜそんなことを言い切れるか?それは…冒頭でもかきましたが、私自身そう考えるから。でも、自主的に自己棄老はしませんがね…みんなに迷惑をかけてしまうから…。ハッピーエンドじゃない…。