かたつむり

エルメスの解体はやっぱりなかったなぁ。
原作ではあるんだ。
でもそれは母が倫子に与えた最後の愛情だったと思うんだ。
これから一人で生きていかなくてはならない倫子のために。
だからとても重要な場面だと思うのだけど映像ではえぐいか。

気になったので観てきました。「食堂かたつむり」
想いを伝えることが不器用な母・おかんと、自分の存在意義を模索する娘の
凍った絆が解けていく母娘のお話です。

原作を読んでいないと深い部分までちょっとわかりずらいかも？
本は事細かに描写されるのでその世界を創りやすいけど
映像は撮り方や役者の表情で観る側が感じ取らなければいけないもんね。
最後に死んだ野鳥を倫子が目にした時
原作では確か亡くなったおかんの声がして
その野鳥を料理するのだけど
映画では声がカットされていました。
あったほうが良かったような・・・

本当は大好きなのに
本当はとても心配しているのに
本当は・・・

本当は・・・ではなく
ちゃんと相手に伝えようね。