結局、反町ジャパンはオランダ戦も落とし、0勝3敗で北京五輪を終えました。「厳しいだろうなぁ」とは予想していましたが、ここまで世界との力の差を結果的に見せつけられると、協会は「抜本的な改革を!」と打開策を行動に移さなければなりません。単にトップの首を付け替える程度で解決する問題ではないと思います。だからといって「五輪で勝てないのは春秋制のせいだ!秋春制に移行だ!」などという愚行に走ることは絶対にやめて欲しいですけどね。
反町監督のTVコマーシャル「新潟の皆さん、北京で頑張ります」とか、「やべっちFC」だったか「スーパーサッカー」だったかで、ワクワクしながら北京五輪でのサッカーを語る反町監督の姿が思い出され、ソリマチンも厳しい状況に追い込まれつつその任を終えるのだなぁ…と、かつてのアルビの知将を寂しい気持ちで見ております。
僕らの立場で「戦犯捜し」なんてする気はないし、あとは反町監督自身と協会がしっかり総括をして、4年後を見通したしっかりとした五輪代表チーム作りを進めてほしいと思っていたのですが、ここやここに信じられないようなニュースが報じられていました。
ここから引用ね。
「監督から“オランダは巧いから深追いしなくていい”といわれた。それはごもっともだけどオレの考えは違った。そんなに怖くない。圧倒できると思ったから前から行こうと。他の選手に話したら全員、それでいくとなった」とMF本田圭。“安全策指令”無視の造反劇だ。MF梶山も「監督は“前から行かなくていい”といったけど、みんなで前から行こうと話した」と認め、本田圭は「それで問題なくやれた」と胸を張った。
試合後は森本がサポーターにあいさつするチームに加わらずに足早にロッカーに引き揚げるなど、後味の悪い最終戦となった。
本田圭にはがっかりですね。これってはっきり言って「監督造反」じゃん?チームプレーでは絶対にやってはいけないことですよ。しかもそれを、しゃぁしゃぁとマスコミにしゃべる神経。梶山も梶山です。
ここまでマスコミにはっきり書かれているんですから、協会は本田や梶山から事情聴取をすべきですよね。このまま見過ごしたら、「監督の言うことは聞かなくてもいい」って認めることになりますからね。これから誰を代表監督にしようが、「監督無視」が日本のサッカーのスタイルになっちゃいますよ。絶対にこのままではいけません。
「海外に武者修行にいって、本田ってば少し大人になって頼もしくなったなぁ」なんて北京五輪開幕直後には思っていたんですが、「がっかりだよ」であります。海外でもこれから活躍するんだろうし、いずれJリーグに帰ってくるんだと思うけど、これでは応援する気にはなりませんね。もちろん、アルビレックスにはこういう選手は不要だと思います。(もっとも彼がアルビを選択するとも思えませんが。)