ホームジュビロ磐田戦。高速道渋滞(事故だったみたい)の関係で、三条・燕インターで下車することを選択したボク達は、国道8号線経由でビッグスワン入り。キックオフ30分前にようやくビッグスワンに滑り込みました。GW真っ只中、こどもの日の今日、久しぶりに「4万人いくかもね」と女房と話しているうちに、千代反田選手のJ1:100試合出場のセレモニーが始まりあっという間にキックオフでした。
僕らの目の前では冒頭の画像のように、「これぞ”こどもの日”」って感じでチビッコがお父さんに肩車されて熱い声援をしておりました。思わず笑みがこぼれました。いい絵だね。よーし今日も頑張るぞ!
出場停止のマルシオの代役はヨンチョル選手。ってことは、大島、ペドロ、貴章、ヨンチョルが4人同時にピッチに立つってことで、もうヨダレがたれそうな超攻撃的布陣であります。
先発出場のチャンスをしっかりモノにしたヨンチョルが、いきなり先制点の大活躍。もう大興奮のゴール裏でした。「ヨンチョルに得点とらせたいよねぇ」といつも女房と話していたんですよ。ヨカッタヨカッタ。
それにしてもペドロジュニオールってば、スゴイ選手ですよね。もうボールを持ったら「絶対に何かやってくれそうだ」って匂いがプンプンです。今日も何度「すげぇ~」って叫んだかわかりません。1人、2人は当たり前。3人、4人と相手に取り囲まれても、全身鋼のようでしかもしなやかな身のこなし。2点目をゲット。当然、G裏狂喜乱舞。
こうなりゃイケイケムード。「次は貴章の番だ!」って叫んでいたら、貴章がやってくれました。GK川口と1対1になったところで、長い足を精一杯前に蹴り出してゴールゲット!これで3-0だ!今日はいただきだ!
ちょっと冷静になれば、僕らも「ここでしっかり守らなきゃいかんぞ!」って気持ちを引き締めなきゃいけないところなんですよね。いや、頭の中では思っていたんです。「2、3点のリードはセーフティーではない」ってことは、思い知らされているんだから。でも貴章のゴールに浮かれてしまい(わずか数秒なんだけど)、気持ちを引き締めるのが遅れてしまいました。
ところが、ピッチの永田選手も僕らと同じ気持ちになっちゃったようです。貴章のゴールからわずか数秒。まさに僕らの目の前で、永田はいともたやすく磐田の選手に突破され、ジウシーニョの得点を許してしまいます。これで3-1。
まぁ結果論になっちゃうんだけど、この1点が大きかったですよね。磐田の2点目の得点も、3点目になっちゃったPKを与えた千代反田選手のファウルも、もちろん痛い失点だけど、磐田だって必死でサッカーをしているわけだから「ある意味しょうがないかな?」っていう感じがしました。でも、1点目のあの失点は、間違いなく「気の緩み」があったように感じています。もちろんそれは永田だけではなくて、他の選手もぼくらアルビサポもです。反省ですね。
後半は、正直両チーム共に足が止まりました。これが中2日、中3日で連戦をこなすGWの死のロードの影響なんでしょうね。でも、北野は本当によく踏ん張ってましたね。何度ファインセーブに救われたかわかりません。
そして少ないチャンスを必死に点を取りに行く攻撃陣。「あそこでもう1点取れていれば…」ってシーンも少なくありませんでした。これも結果論だけど。
ロスタイム前後の磐田の怒涛の攻撃、コーナーキックが繰り返されている時間帯は、正直祈るような思いでした。3日前の埼スタの時の記憶が脳裏にちらついていました。それでも必死に応援を続けるG裏。
結局3点取って、3点取り返されてのドロー。これでホームは広島戦の3-3、千葉戦の2-2、そして磐田戦の3-3と、3試合連続ドロー。3試合で8点取って、しかもすべて先制しながら追いつかれてのドロー。やっぱり”痛恨のドロー”ですよね。今日も久しぶりに4万人入ったビッグスワンを歓喜の渦に包み込むことはできませんでした。悔しいです。
この結果について、まぁいろいろと言いたいことがある人もいるでしょうね。でも「勝てなかった」という結果だけを取り上げてもしょうがない。超攻撃的布陣がリスクを伴うモノであることは当然だしね。3点取ったすべてのシーンを思い返してみれば、「新潟はこんな素晴らしいサッカーができるようになったんだ!」って感動しましたもんね。それじゃあ、リードしたところで守備を固めて守りに入ればいいのか???
こんなボクの疑問に対して、夕方のニュースで鈴木淳監督がきっぱりと答えていました。
「4点目、5点目をとらなきゃいけない」
そういうことなんですよ。これが今季の鈴木監督の考え方なんです。「失点するリスクを犯しても次の点を取りにいく」っていうのが新潟の戦術なんです。そういう監督の考えの下で頑張る選手を応援するのが僕らサポーター。ついていこうじゃないですか。どこまでもね。
それにしてもペドロジュニオ-ル、すごいわ。