今回の松本山雅戦。ボクは初めてアルウィンに参戦しました(女房は数年前の甲府戦以来2回目でした)。サッカー戦用スタジアムでピッチは近いし、松本はいいところだし、山雅のサポは熱いし、そして何よりも勝ち点3をいただいたし、楽しくサッカー観戦をしたのでありますが、やっぱり当事者として観戦してみて、注文をつけたい点もいくつかありました。
その中のもっとも大きな点が、「アウェイ観戦者の待機列はもっと何とかならないのかな?」ということです。そりゃぁ4000人もアウェイの地に駆けつけるアルビサポが悪いのかもしれませんが、もうちょっと「おもてなしの心」があると嬉しいのにな…って感じたしだいです。
ボクらが松本市内に到着し、軽く市内観光をした後でアルウィン付近に来たのは、午後3時前でした。大芝生駐車場から無料シャトルバスで競技場に運んでもらい、アウェイ観戦者の長蛇の列の最後尾に並んだのが3時半頃。炎天下の待機列は幾重にも折り返しがあり、みんなちょっとうんざりしておりました。腰を下ろして待つっていう感じのエリアでもなかったので、ほとんどの皆さんは立って待機し続けていました。
それでもGKの入場前には、なんとか競技場内に入ることはできましたが、入場ゲートでの手荷物検査場がわずか2列のために時間がかかり、さらにそれが階段を上ったすぐ上ということで階段で立ち止まらなければならない危険性があり、しかもワンタッチパス用PCの場所もわかりづらく(結局ボクらは場所が分からずにシーズンパスの来場ポイントをゲットできなかった)、席を確保して「さぁスタジアムグルメでも…」と思った時にはGK練習が始まったので、結局何も買えず(食べず)に最終的にスタジアムを後にしました。
きっと要領よくやる方法(屋台で購入した後に列に並ぶとか)はあったのでしょうが、ボクらのように「しっかり入場して席を確保してからビールを飲もう、スタジアムグルメを楽しもう」って考えていたアルビサポも、少なくなかったのではないかと思います。ビールやおつまみやスタジアムグルメなど(ボクらは今回は車だったのでどうぜアルコールは飲めなかったけど)、もう少しアウェイサポの入場方法を工夫すれば、もっともっと地元にお金が落ちただろうに…と思うと、山雅側もビジネスチャンスを逸したのではないかと思います。
あと、ボクらが炎天下で待機していた時、お一人のアルビ女性サポが熱中症(?)でストレッチャーで運ばれている姿を拝見しましたが、大丈夫だったでしょうか。心配をしています。待機列には他にも小さな子どもさんや、赤ちゃんを抱いたお母さんもいらっしゃいましたからね。ちょっと列から離れた所にでも、水分を補給できる水道や、自動販売機、売店(屋台)、木陰、腰を下ろすことのできそうなスペースでもあればずいぶん違うのではないかと思いました。
ボクらがまだまだ長い待機をしていた時に、アルビの選手を乗せた新潟交通のバスがスタジアムに到着して、まるでボクらは「入り待ち」をしているような感じでした。「おっ2試合連続の入り待ちだ」などとボクらは喜んでおりましたが、並んでいるサポの方の中には「うわぁもう選手がやってきたわ。私たち、選手の練習開始の前にスタジアムには入れるかしら?」と心配している方もいらっしゃいました。
今回、選手のバスには田村社長も乗っていらっしゃいましたが、「アルビレックスは他サポにも優しい気遣いをぜひして欲しいな」と思ったしだいです。あっもちろん今回の件は、「想定以上のアウェイサポーターが来た」という状況下での出来事なので、ボクが松本山雅側を非難しているということでは決してありません。とてもいい雰囲気の中でサッカー観戦ができ、とても感謝しています。ありがとうございました。