昨日のナビスコ・湘南戦。キックオフ前の練習を見ていたら、何やら坊主頭の選手が2人ほどいるのに気付きました。「あれ?誰だ?ユースの選手かな?」って思って双眼鏡で確認すると、なんと小泉慶、酒井高聖の両選手でした。昨日の記事にも書いたけど、慶君の姿は「あれ?堅碁か?」って思うほど、彼の敬愛する川又先輩によく似ておりました。
彼らのイガグリ頭を見ながら、「そうか。前節の広島戦で最下位に転落したんで、チーム内に『気合いを入れ直そう』みたいなムードが漂っているのかな?」なんて思っていたのであります。でも、どうも理由はそればかりではないようで、噂によれば慶君は「自動車学校の試験に落ちたから」ってことらしいです。もしかして、筆記試験?そう言えば慶君、以前にもJリーグの新人研修会で、集まった新人Jリーガーの中で唯一筆記試験に不合格だった…という実績も有していましたね。
まぁ、イガグリ頭が功を奏したかどうかは別にして、慶君の気迫溢れるプレーが、ギュンの貴重な追加点ゴールに繋がったのでありますから、昨日の慶君は素晴らしかったですよね。
ところで、高聖のイガグリの理由は?って当然疑問が湧くんですが、ボク的には「慶君が強引に高聖を仲間に引きずり込んだ」って予測しているんですが、真実はいかに?
昨日の忘れられないシーンの中に、キャプテンマークを腕に巻いた大野和成選手の姿があります。健太郎が出場停止の状況下で、昨日のゲームでキャプテンマークを巻いていたのは達也でした。その達也が後半の選手交代でピッチを退いた時に、キャプテンマークを渡された指宿はカズのもとに真っ直ぐ駆け寄り、カズの腕にキャプテンマークを巻いたのです。
キャプテン・カズです。本間勲、田中亜土夢に次いで、新潟県出身選手のカズが、しかもチームの下部組織で育成されてきたカズが、アルビレックスのキャプテンマークを腕に巻いてゲームをリードしたのであります。ある意味で、アルビレックスの歴史に残るシーンだったのかもしれません。
そう言えば、カズももう26歳なのですね。あの有望な高卒ルーキー(大輔、堅碁、郁哉、マイケル、長谷部)が大勢入団した2008年から、もう8年目のシーズンなのですね。カズたちの年代も、チームでは立派な中堅世代です。感慨深いなぁ…。