地元のアオーレ長岡で開催された、バスケットボールの「新潟アルビレックスBB」Vs「富山グラウジーズ」の試合を観戦してきました。けっして「魂をバスケットボールに売った」というわけではなく、知り合いの中学生が前座のエキジビションマッチに出場するというので、そちらがメインでチケット(3階席自由:1000円)を買ったのです。ところが前座の中学生チームのゲームはインフルエンザの流行により中止になったのですが、「まぁチケットも買ったので、バスケの生観戦も楽しいだろうから行こうよ」って女房を誘ったってわけです。
ゲームは、アルビが第1クオーター終了時に10点リード。「さすが中地区首位!楽勝なのか?」と思ったのも束の間で、第2クオーターで点差を詰められ、第3クオーターでは追いつかれさらに逆転されるという展開。一時は9点もリードを許しました。「え~っ?どうなってるの?」ってところで、五十嵐圭選手が爆発。
大興奮の逆転劇&突き離しを見せ、81-71で新潟が勝利しました。それにしても五十嵐圭選手、すごいです。さすがです。
「3ポイントシュートを300回」のBリーグ記録も作りました。あぁ楽しかった。
今回久しぶりに(たぶん3回目)バスケットボールのゲームを見て、「ちょっと浮気をしたかな?」って気分を味わったのですが、ボクなりに感じたことを記録しておこうと思います。
今日の長岡市の天候は、雨から雪に変わる大荒れの天候でした。だけど地下駐車場からアオーレ長岡の会場への移動は、すべて屋根付き。雨にも雪にも風にも一切さらされることなく、しかも暖房の効いたぬくぬくしたアオーレ長岡でスポーツ観戦できたことは、実に快適でした。
バスケの観戦をして、「チアリーダーの皆さんはきっとバスケのゲームの方が楽しいのだろうな」と思いました。だって応援をリードするのもチアだし、タイムアウトやハーフタイムの時間にも出番があるし、何よりチアのパフォーマンスが観客席から近いので見栄えがよいです。
逆にサッカーのゴール裏の応援のように、「俺達が選手を奮い立たせる!」ってムードはバスケはやっぱり弱いのかな。ずっとマッタリと座って応援というのも(サッカーもゴール裏以外はそうだけどさ)、ボク的には物足りない感が残りました。
バスケは得点がジャンジャン入るので、1点の重みがないです。サッカーなら「得点時には周りの皆さんとハイタッチ」っていう至極の楽しさが味わえますが、バスケにはそれがありません。まぁ「得点がたくさん入る楽しさ」っていうのももちろんありますが。
今日は勝利の喜びを噛みしめて会場のアオーレ長岡を後にしたのですが、ボクらを含む会場から出てくる人たちの流れの中に、「ウォー勝ったぞ!」「やったぞ!」っていう興奮や満足感は感じられませんでした。もちろんだからって「楽しくなかった」ってことではなくて、「あぁ楽しかった」っていう気持ちが、まるで「寄席を見た後のような楽しさ」だと感じました。
それはやっぱり試合終了のホイッスル鳴っても、サッカーのように選手が疲労困憊で倒れ込むようなシーンがないからかもしれません。体力の限界まで走り抜いて勝利を手にするって感じはバスケにはありませんからね。
まぁ今日のボクらなりの結論を言うと、「やっぱりボクらにとってはサッカーの方が楽しいな」ってことです。だけどもちろんバスケも面白いし、なんたって1000円で地元の長岡でプロスポーツが観戦できるわけなので、機会があったらまた来たいなぁ…と思ったのも事実です。やっぱり、本当の愛はサッカー観戦で、バスケ観戦は浮気なのかなぁ…。