ムーティのオペラアカデミーを受講した4人の指揮者の方たちのインタビューが、youtubeで公開されています。
ドイツ、オーストリア、オーストラリア、日本の方たちです。
インタビューを拝見して、話す内容や話し方がそのまま指揮に表れているな、と思いました。
こちらの女性の指揮者、とてもナチュラルでリラックスされて、オケが演奏しやすそうでした。クレバーだけれど、人間性があっていいな、と思いながら聴講していました。
そういえばムーティが、「音楽を数学と結びつける人がいます。ここはⅤ度だの四六だの。そんなのどうだっていい。真実は音の中にある」と仰っていました。
もちろん、ムーティはそのようなことをないがしろにしてはいないと思いますが、分析することが目的になっては意味がないということを伝えたのでは、と思います。
音楽の本質がどこにあるかを忘れてはいけないのです。
その点で、彼女の指揮は人間味が感じられて好感が持てました。
4/1に東京文化会館大ホールで、アカデミーの成果を4人で分担して指揮します。
彼女は最後に登場するそうです。