「みみをすます」というピアノとソルフェージュのためのテキストがあります。
私が見つけた楽譜ではありませんが、昨年この楽譜を知ったおかげで、たいへん助けられています。
単に音が読めれば良いという内容ではなく、頭を使って楽譜を読む感じです。
不思議な音の国 下巻と「みみをすます2」が無理なく併用できます。
下巻を終えた生徒さんでも実力に合わせて2か3が使えます。
私は「不思議な音の国」からレッスンを始めておりますので、上巻の内は腕を使って力まず弾くこと、音の読み方を覚えること、1~4拍のリズムを覚えること。この3つができれば良いと思って進めています。
教本を補足する意味で、昨年作ったオリジナル連弾曲集「おとのくにへ」を上巻と併用しています。
この曲集ではできるだけ自力で音を読んで弾いてもらっています。一人でどこまで出来るかの確認にもなります。
下巻に入ったら「みみをすます2」と併用し、拍を常に感じること、両手のリズム打ち、音の動きを捉える、移調から調性を知る、といったことを強化していきます。
「不思議な音の国」は著者のイリーナさんは1年で2冊終えると仰っていますが、実際はかなり高いハードルです。
2年近くかかるのがノーマルペースのように思います。
ただ、その期間にこの本だけでは弾き方は学べますが他の力が不足します。
そりゃそうです。本来1年で終えるつもりで作られた本ですから。
ノーマルペースでも「みみをすます」と併用することで不足分が補えるのでは、と思います。
立ち読みから中身を閲覧できます。
もしご興味がございましたら、オリジナル連弾曲集「おとのくにへ」もご活用いただけますと嬉しいです。
連弾曲集「おとのくにへ」 | piano/russianmethod