何気なく見たこちらの動画。
音感がなくても耳コピできることを見せてくれているようでしたので、どのようにしているのかと興味を持ち見てみました。
耳コピしながら話されている内容が良いな、と思いました。
私たちは理論を知っているので、それを教えてしまいますが、素人の方の感覚で話されているので、生徒さんに話す時にこのような方向から話した方が解りやすいのかなと思いながら拝見しました。
生徒さんに耳コピをしてもらおうという意味ではなく、ピアノを弾くのに知っておくと楽になる調性の話、半音全音の数え方、メジャーとマイナーのコードの鍵盤の数など、視点が私たちとは違うので、このような説明の仕方もありだなと思いました。
今日早速、不思議な音の国下巻のシャープが4つの音に付く曲で何度もシャープを落として困っていた生徒さんがいたので、調性の話を移動ドにして全て「ドレミファソラシド」に聞こえるように様々な音から音階を作ってもらいました。
E-durまで出来ればOKだったのですが、その生徒さんは「ファ」からならどうなるだろう、と自分で探していました。
調性によって使う音が決まっている、とこの動画の方は仰っています。
この言い方は私には新鮮でした。
鍵盤は88鍵ありますが同じ音があるので(高さは無視)、実質12鍵、そして音階はたった7個の音でできている。と、話を持って行かれています。
上手いなぁ、そういう言い方にしたら単純なことに感じられる。
私は調号が増える順番を覚えてもらうことから始めていたので、結果を先に覚えるのではなく、この調だからこの音になるの方が納得感が得られそうな気がしました。
半音全音に関しては、間に鍵盤が一つ入っている入っていない、そんな数え方をされていて、聴けばわかるだろうという感覚で私はおりましたので、わからない場合はこの方法で教えても良いなと思いました。
理論はこうだからこう覚えるべき、という固い頭でいたなとこちらの動画を拝見し、思ったのでした。