11月11日にNHKホールでN響定演を聴いてきました。
阪田知樹さんのコンチェルトソロとハーリヤーノシュが聴きたかったので行きました。
ハンガリー、一色のプログラムでした。
バルトーク/ハンガリーの風景
リスト/ハンガリー幻想曲
コダーイ/組曲「ハーリ・ヤーノシュ
最初のバルトークは組曲になっていましたが、1曲目は大村典子さんの発表会用の曲集で知った「トランシルヴァニアの夕べ」そのままの曲でした。
バルトークが自身のピアノ曲から5曲を選び、管弦楽に編曲し組曲にしたのが「ハンガリーの風景」という曲なのだそうです。
次の阪田さんのソロは、いつもながらの美しい音
ラフマニノフのコンチェルト全曲を1日で全て演奏する偉業を成し遂げたので、心なしか余裕と貫録を感じました。
この曲は初めて聴きましたが、聴いていてハンガリー狂詩曲に同じような曲があった気がすると思いながら聴いておりました。
調べてみましたら、やはりそうでした。
リスト好きな人しか弾かなさそうな曲です。
(少し前から生徒さんが始めたツェルニーの第1過程という練習曲があるのですが、後半はツェルニーらしからぬ音楽的な作品なのです。しかし、最初の方は恐ろしいほどつまらない音が並んでいます。今や、それをどう音楽らしく弾くかという課題と化していて、別の意味で練習できいます。リストのこの曲を聴いていて、そんなことを思い出していました )
さて、ハーリヤーノシュ。
チンバロンの生の音が聴きたくて、とても楽しみにしていました。
とても魅力的な曲で、おもちゃ箱をひっくり返したような曲です。
しかし1曲目からそうでしたが、N響は優等生だなという印象。
指揮者の方もそのようなタイプなのかな、と思いながら物足りなさを感じてしまいました。
N響を聴いたのは一昨年の鈴木雅明さんの指揮以来です。
あの時の踊るような音たちの記憶があるだけに、んー でした。
チンバロンは、そばで聴きたかったなと思いました。
ハンガリーの音楽はリズムが「タ・タン」が多いのだそうです。
確かにどの曲もそうでした。
その極めつけが、ハーリヤーノシュの「インテルメッツォ」
落ち葉の舞い散る 停車場は にしか聞こえないフレーズがインテルメッツォに・・
遠い昔の歌謡曲です。