子どもの発達につてきちんと勉強された先生はいらっしゃると思います。
私は精神心理のようなものは少し勉強しましたが、子どもの年齢的な発達については勉強しておりません。いきなり現場に出てピアノを教え始めたようなものです。
少し前に発達障がいの講座があり、私は2005年から個人で勉強した程度で現在のこの分野の新しい情報を知らなので、受講してみました。
内容は以前と変わってはおりませんでしたが、このような話を分かりやすくこの分野の専門外の人間にお話しして下さる専門家が現在ではいらっしゃるのだと、その点が昔とは大きく違います。
さて、その中でそうか、そういうものなんだと思ったことを。
ご存知の先生もいらっしゃると思いますが、定型発達のお子さんでも言葉で褒めるだけで動けるようになる のは、小学校高学年 になってからなのだそうです。
それまでは、褒める+ご褒美が必要なのだそうです。
ご褒美は、その子の好きなもの、好きな遊び、休憩など。
例えば、シール、スタンプ、折り紙、パズル、間違え探しなど。
宿題を自己管理できる のは定型発達のお子さんでも、 小学校中学年から。
ピアノのレッスンで保護者の方のご協力が必要な年齢がこれにより分かると思います。
先生方に贈る言葉として紹介されたものがあります。
そのひとつをご紹介します。
「Good Enough Mother(ほどほどの母親)by Bowlby」
子育てには、ほどほどの大人であること(適度な失敗)が大切。
→週1回の限られたレッスン時間では、できることには限りがあります。できる範囲、今すぐにやれそうなことに取り組むだけで、十分です。
ほどほどの母親は完璧を求めているお母様方に贈りたい言葉です。
これはお子様に過度のプレッシャーを与えてしまいます。
この完璧が本人にはそう思えていない場合があるかもしれません。ほどほどの所で抑えていると思っているかもしれません。
それは講師にもあてはまることだと思います。
ほどほどだと思っていても、生徒さんにはきつかったりしますので、一方的に話さず本人が話しやすい雰囲気も作りながらレッスンを進めて行けたらと思います。