姿勢が良くないハーフの生徒さんのレッスン。
先週、2週間ぶりにレッスンがあり、アドヴァイスして頂いた
「風が吹いても倒れない大きな木だと自分のことを思ってグラグラしないで」、と早速言ってみました。
最初に言った時には効果がありました。
おっ、いい感じ
しかし、1分と持ちません。
すぐさま崩れます。
30分のレッスンで何回言ったか分からないほど「木だと思って」と、言っておりましたら、「〇〇くんは、木じゃない」と言い始めました。
おっ、そうきたか
「そうイメージするってこと。身体がグラグラしてたら手もグラグラして弾けないの」
そのあとは私は木のことは言わず、ひたすら背中や腰をまっすぐにするよう手で支えていました。
さて、今週のレッスン。
木がダメなら馬だ!
子どもが初めて馬に乗る動画があったので、その一部分を見てもらいました。
こちらの動画です。
背中がまっすぐでしょ?
そうしないと馬から落ちるから。ピアノも同じ。背中をまっすぐにすると綺麗な音で弾けるの。
それから足、見て。
ここにちゃんと入れてるでしょ。(鐙(あぶみ)のこと)
ピアノでは台に足をしっかり載せておくのと同じ。
そうしましたら、効果てきめん。
背中も足もピアノを弾く姿勢になっていました。
忘れて崩れると、自分で馬から落ちると言って直していました。
こんなにカッコ良く椅子に座る彼を初めてみました。
彼の感覚にピタリと来るものがあって良かったです。