おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ロシアピアニズムではないので

2021年01月03日 | 重力奏法
年末の休みからもう10日間は休んだので、頭がスッキリしてきました。

整理しておいた方が良いと思うことがあります。

ロシアンメソッド、ロシア奏法、ロシアピアニズム。

初めの内は、私もこれらの区別がついていなかったというか、気にもしていなかったというか・・

私がやろうとしていることとは異なるものが存在し、それもロシアンなんとかと言うらしいことに気付いたのが昨年でした。

スカスカな音、パサパサな音、響きのない硬い音。

この気が滅入る状況から脱することのできるピアノ導入法が、既にソ連の時代に作り出されていたことを知り、それを実践できる教本が今の日本に存在し、それを実践している。

私がしているのはそれだけです。

ロシア人のように演奏してほしくてこの導入法を実践しているのではないのです。
確かにロシア人の演奏は昔から好きですが、好きだからと言って、そうなりたいわけではありません。

この導入法のネーミング、なんとかならないかといつも思います。

固定5指じゃない、ハイフィンガーじゃない奏法です。

ロシアンピアノスクール方式が一番当てはまるかな・・?


ロシアピアニズムと表現されている方は、ロシアの流派の流れを受け継ぎ、それを大切にされています。そして専門的なお話をされていることが多いと思います。

ただ、ロシアとつくと一般の方は私のような指導をしているだけの人間でもピアニズムを教えてくれると勘違いされます。

そして、手首や腕の使い方が違うと、どこの流派?と考えられてしまうこともあるようで・・

生け花じゃないんだから・・


日本人の生真面目さが現在のピアノ奏法の間違いを犯したと私は考えていますが、下手をするとまた別の間違いの種を蒔く可能性もあるわけで・・

あまり、こうですよと決めず、あとは自分で判断して自分で決断して、という力を育てた方がいいような・・
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