2~3週間前から、「不思議な音の国」と別の教本を併用するようにしました。
曲数が増えるので負担になるかな、と少しだけ気にはなりましたが、いざ使ってみると別の教本は曲が「不思議な音の国」より3倍長くとも、難なく弾けます。
なんだ、これは・・
どういうことだ・・
「不思議な音の国 上巻」で4小節の曲がなかなか弾けないのに、別の教本の12小節の曲は1~2回で弾けてしまいました。
初見で弾いてもらい、そのまま合格になった曲さえあります。
年長さんですが、初見で合格した曲は初めてのことです。
その生徒さんが練習中の「不思議な音の国」はこちら。(ぼかしております。音の動きは把握して頂けるかと思います)
これのどこが難しいのかと思うのですが、左手から右手に変わる所で、「むずかしい」「むずかしい」と言います。
一方の別の教本は、ほぼ右手の曲ではありましたが、フレーズの終わり辺りにとても低い音(習っていない加線が4本もある音)がドーンと入ります。
右手のみに集中していれば良いわけではないのですが、それでも2回弾いただけで通せてしまいました。
なのに不思議の教本は、結局レッスンでは半分しか弾けませんでした。
この生徒さんは不思議の教本は上巻で終わりにします。
ご両親が外国の方で、しかもラテン系なので練習や宿題をしてもらうことは難しく、手の使い方も身に付きませんので、昔のレッスンにします。
今日はレッスンの最後に生徒さんが、「〇〇くん、ピアノひくのすき」と。
嬉しい言葉です。
それが一番。
それにしてもなぜ、不思議の教本は難しいと感じるのでしょう・・
見た目?
挿絵の雰囲気?
音の受け渡しが多いことは確かですけど・・
ん~、不思議。
不思議な音の国ですから、不思議なのは当然?
今頃、この教本の不思議さが色々と見つかってきました。