楽譜は横にどんどん音を続けて読みます。
1音では音楽は成立しません。
言葉と同じです。
「あ」と、読めただけでは何が書かれているか全くわかりません。
「あめ」かもしれませんし、「ありがとう」かもしれません。
何の「あ」かは、その後を続けて読まなければわかりません。
英語で「a」が分かっただけではほとんど役に立たないのと同じ、とも言えます。
結局、音が読めないと言って1音ずつ書いたカードでいくら練習を積んでも読めるようにはならないのです。
音が読めるようになるためには、もうひとつ必要なことがあります。
グループ化された音の形。音型を見ることです。
最初は、上行・下行だけで良いです。
そして、ステップ(順次進行)かスキップ(跳躍進行)か。
これは、楽譜から理解できることの要素のひとつにもなり、アナリーゼの能力につながります。
分析力です。
理論的に音楽を理解することも演奏には必要です。
もし、カードでたくさん練習をしているのに、ワークブックで何度も1音ずつ音を書いているのに、楽譜になると読めない、という方がいらっしゃいましたら、次のようなことをまずは試してみてはいかがでしょう。
口がスラスラと動くようになるまで続けるのです。
1日でそうできるようになるまでやるのではなく、1週間、1カ月と時間をかけて行うのです。
がんばって!