おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

オスコロワ先生のソルフェージュ

2020年03月16日 | グネーシンソルフェージュ
グネーシンのソルフェージュのレッスンが新しくアップされました。

新しくと言っても以前アップされていたものの続きです。
2017-2018年の授業の様子です。

あの後どのように発展していくのか興味があったので見ることができて良かったです。

調性の感覚を大切にしているように思います。

スケールを3度や6度で並行に弾いたり、主音を左手で弾いたまま右手で8度、6度、5度音程を弾き、続けて反進行で5度、3度、1度と弾いて音階固有音をしっかりと耳と頭で覚えています。

短三和音と減三和音を連続して弾いたりもしています。

トニック(T)-ドミナント(D)-トニック(T)の進行を転回形を使って弾いています。
最初はこれで良いと思います。
日本ではいきなりバスを付けたカデンツを覚えさせられることが多く、曲の中で和音を転回させただけなのに弾けない生徒が多いので、日本の方法はあまり実用的ではないように思います。グレードのために必要としている気がします。

なにせ、ハ長調でなが~く過ごすことはなく、短調だろうが長調だろうがどんどん調号を増やしていきます。
色々な調があると比較することができます。それぞれの調性が持つ色合いを感じ取ることができます。

小さいうちに様々な調や曲調のものを体験すべきです。

これまで使っていたピアノ教本は同じような曲が何冊にもわたり続きました。
調性も調号が3つ以上付くものは、小学生の間に一度も弾かない生徒も珍しくありませんでした。

今の生徒は違います。
固定5指ではないので、聞き覚えで調号6つなんて曲も普通に弾くことができます。ピアノを始めて3カ月や年中の生徒でもです。

このメソッドに変えて奏法も良くなりましたが、様々な曲調の曲を早くから弾くことができるようになったのもこれまでとの大きな違いです。

だから、不思議な音の国の作曲のページで小さな子供たちが驚くような音楽を作れるのかもしれません。


Evgenia Oskolova's Music Theory open lesson № 6

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