アマゾンわんわん日記 2018

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腹切り

2012年10月01日 | 人間
公立病院の産院で、ある妊婦さんが一人の女性と知り合いました。
何度か顔をあわせるうちに、二人はすっかり親しくなりました。
しばらくして、女性は妊婦さんに「自分は、赤ちゃんを流産したばかり。子供のために準備した赤ちゃん用品があるので、幸せそうなあなたに少し差し上げたい。」と申し出ました。
妊婦さんは大喜び。
何日か後に、会う約束をしました。

約束の日、仕事を休んで着いていくといった夫に妊婦さんは「大丈夫、彼女が持ってきてくれるって行っていたから。」と答えました。
なんとなく心配だった夫は、仕事先から何度か電話を入れましたが、つながりません。
同じころ、妊婦さんの隣人は、妊婦さんの家から叫び声が聞こえるのを耳にし「もしかしたら、産気づいたのかも?」と妊婦さんの家を訪れました。

妊婦さんの家を訪れると、家のドアのところで、妊婦さんの幼い息子が顔面蒼白となって、荒い息をしています。
ほとんど人事不省の状態。
隣人は驚いて息子を自分の家に連れて行き、水を飲ませ、落ち着かせました。
息子は、興奮していてうまくしゃべれません。
隣人は息子を家に残し、妊婦さんの家に戻りました。
ドアを開けて、部屋の中に入ると…

血の海。
血の海の中で、妊婦さんがおなかを裂かれて倒れています。
傍らには、手にひげそり用のかみそりの刃を握った、産院で知り合った女性の姿が…

びっくりした隣人、あわてて自分の家に戻り、すぐに警察に通報。
ほどなくして警察が現れ、女性はその場で逮捕されました。

警察での調べによると、女性は妊娠しますが、すぐに流産。
夫や家族に赤ちゃんを見せるために妊娠を装い、赤ちゃんを手に入れようと産院でちょうど良いころの妊婦さんを探していたそうです。

おなかを裂かれた妊婦さんは、その前にこん棒で頭を殴られていて、一時意識不明の渋滞でしたが、その後回復し起き上がれるようになりました。
赤ちゃんは、女性がおなかを裂く際に、太ももに切り傷を負いました。
産後の処置も悪く、一時は状態が危ぶまれましたが、その後回復し、先日親子の対面を果たすことができました。

最近ブラジルでは、産院からの赤ちゃんの誘拐等、新生児をめぐる事件が多く起こっています。
ただ、そのほとんどが、「赤ちゃんが欲しかった」ではなく、「赤ちゃんを流産してしまって、夫の家族に顔向けできないから」とか「別れそうな夫をつなぎとめるため」というもの。
こんな女性達から赤ちゃんが去ってしまったのは、仕方の無いことなのかも?
まあ、本人達知らないから、勝手なこといえないけどね。
コメント
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