アマゾンわんわん日記 2018

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棚からぼたもち?

2012年10月02日 | ブラジル雑記
マナウスでは現在「Ronda do Bairro」という、警察によるパトロールシステムが行われています。
決まった警官のグループが、毎日自分の受け持ち地区を、ぐるぐるパトロールするの。
いわゆる、昔の、日本の「町のおまわりさん」みたいなものかしら。

さて、マナウスの中でも、ちょっとごみごみした、あまり治安が良いとはいえない地区をパトロールしていた警官二人。
路上で5歳と7歳の、兄弟が遊んでいるのに出会いました。

警官「遊んでいるの?おうちの人は?」

兄弟「お母さんは、今、出かけてる。」

警官「そう、危なくないようにね。」

兄弟「おまわりさん、うちのおばさん、すごいんだよ。「麻薬」を売ってるんだよ!」

警官「?!どっ、どこで売ってるの?」

兄弟「うちでだよ。おばさん、うちのお母さんに預けているんだ。お客さんが買いに来るんだよ。」

警官「おじさんたちに、見せてくれるかい?」

兄弟「いいよ。一緒においでよ!」

兄弟の家に行った警官たち、母親がいないのを幸いに、隠してあった、大麻、コカイン、エクスタシー、オックス等々、山ほどの麻薬を押収。
さらに、そこに帰ってきた母親を麻薬の保持で逮捕。
このひのうちに、ここから麻薬を買っていた人、麻薬をおろしていた人等々のうちの何人かを逮捕しました。

無邪気な兄弟のおしゃべりから、思わず大収穫。
兄弟にとっては、母親が逮捕されてしまったわけですが…

警官の皆さん、担当地域の住民には、親しく接するものですね。

うそみたいな、本当の話です。
コメント
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