アマゾンわんわん日記 2018

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大学 歓迎行事

2013年08月26日 | 生活
娘から写真が届きました。

こんな写真。





絵の具べたべた。
ブラジルの大学伝統(?)の「新入生歓迎行事」です。

私がブラジルに来たばかりのころ、リオの街角で、こういう姿の若者達を見かけてびっくりしました。
だって、この姿で、信号で止まった車に近寄ってはお金をねだっているんですもの。
ブラジルならではの「物乞い」?なんて思ったものでした。
その後、大学の新入生が、新入生コンパ(?)のためのお金集めをさせられていたのだと知って、納得。

娘に「あんた、こんな格好でお金集めなんかしなかったでしょうね?!」ってたずねたら「そこまではしないよ」ということで、ほっとしました。

こういう大学の新入生歓迎の行事、一般的に「トロッチ」(いたずら)と呼ばれます。
今でこそ、過激な「トロッチ」はなくなったようですが、何年か前までは、かなり過激なものもあったようです。
1995年、サンパウロ大学(USP)の医学部に入学した中国系の新入生が、トロッチの最中に泳げないのにプールに投げ込まれ、亡くなりました。
その事件が大きな問題になり、その後、各大学で「トロッチ」について、大学当局も交えていろいろと改革があったそうです。
今年はじめの「Globo Universidade」というテレビ番組で、主な大学の新入生歓迎の行事についてリポートをしていました。
現在の「トロッチ」は、テレビで紹介されたものだけですが、福祉活動あり、法学部では裁判所見学があり、地理学では山歩きがあり、と言った感じでした。
もちろん、学生主体のものは別な形のものがあるんでしょうけどね。

というわけで、娘たちブラジリア大学「Relações Internacionais」(国際関係学部)、後期新入生勢ぞろい!



ちなみに娘たちの大学側主催の歓迎行事は、環境相の講演会、学校内バスツアー(異常に広いので、歩いて回れないのです)、学部の歓迎行事は外務省ツアーだそうです。
コメント (2)
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