ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Chapter XX : At the Sign of the Prancing Pony (2)

2005-08-11 23:10:34 | Tolkien・HoME
<クリストファーさんコメント>
この下書きの段階で,ブリーの「怪しい人達」というのも結構ちゃんと描かれていたようです。(ええ,PJ映画では完全無視されましたけど,後に,サルマンと組んで悪い事をする奴らの事です)
そしてTrotterは「まだホビット」で,壊れたパイプの代わりに今回は柄の短いパイプ,そして相変わらずの木靴と特大のマグカップ持ってます(笑) フロドは,しだ家のビルや門番のハリーを見て,指輪が何か悪さをするような予感を覚えます。

Trotterは,この時点でも,ガンダルフやドワーフやエルフ達の会話を立ち聞きしてます。(正式版では馳夫さんはホビットとトム・ボンバディルの話を聞いているんですが)ところで,この時Trotterが立ち聞きした話というのは,ちょっと前の章で,ガンダルフが堀窪からオド・ボルジャーを連れ去った時の話だったようです。
</クリストファーさんコメント>

(そして多分この後の話はフロドが歌を歌って「大失敗」した後の事だと思います)

<本文>
「私は垣根の後ろにいた。驚いた事に,彼の後ろにホビットが一緒に乗っていたのだ。彼らは降りて食事をしながら,フロド・バギンスと3人の仲間やらの話をしていた。私は,その4人は,月曜にシャイアから急いで旅に出た(裏口からと言ってもいいかな)ホビットの事だと思う。彼らはバギンスの旦那の事をえらく心配していたようだ。この道のどこかにいるのかはずれているのか。そして何かを知らせたいようだった。ガンダルフにしてはちょっと軽率だったな。そんな話を道端でするとは。まあ彼は小さな声で話していたが,私はたまたますぐ近くに隠れていたのでね。」

(実はもう1つ別の下書きがありまして‥)

「私は垣根の後ろにいた。驚いた事に,彼の後ろにホビットが一緒に乗っていたのだ。彼らは降りて食事をしながら,フロド・バギンスと3人の仲間やらの話を始めた。もし知りたければ,彼らはバギンスの旦那と3人の仲間の事を話し合っていた。私は,その4人は,前日シャイアから急いで旅に出たホビットの事だと思う。馬に乗った男が彼らを捕まえようとしていたそうだが彼は,彼ら(ホビット達)が道沿いにいるかどうか定かでないようだった。彼は心配気だったがブリーで見つけられたら,と思っていたようだ。私はちょっと変だと思ったよ。何故ならガンダルフは滅多に失敗しないからだ。」
フロドは名前を聞いてちょっとぐっときたようでしたが,するとTrotterは笑って,「そうだ,ガンダルフだ! 私は彼を知っているよ。1度見たら忘れられないからね。彼は小声で話していたが,まさかTrotterが聞いていたとは思わなかっただろう。」

(かなり微妙に違います(笑))
</本文>

<クリストファーさんコメント>
この時Trotterは雨宿りしていたそうですが,実はその雨は,フロドの一行がトム・ボンバディルの家で見ていた雨と同じだったのだそうです。
</クリストファーさんコメント>

<本文>
フロドはHillという偽名を使っています。彼はTrotterにガンダルフとオドの近況を知らせてくれてありがとうと言いますが,まだ彼を疑っている様子。自分はいろいろ聞かれるのを避けるために偽名を使っていると説明します。

そこへバタバーさんが上がってきて,数日前にガンダルフがホビットと一緒に白い馬で来たと話します。そして,何とガンダルフは,バタバーさんに,もし誰かに聞かれたら,"バギンス"はガンダルフと一緒だと言えと言ったのだそうです。(へぇ~) つまり,オド・ボルジャーを"バギンス"と思い込ませているんですね! ガンダルフ達が先に発った後,黒の乗り手が4人やってきて,彼らは4人のホビットと"バギンス"を捜しているんだが,と聞いたのだそうですが,バタバーさんは,"バギンス"さんなら,ガンダルフと一緒に行きました,と答えたそうです。
</本文>

Run!Run!Run!