ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Magician's Nephew:9~11章

2005-08-19 23:21:35 | ナルニア・C.S.Lewis
大人になってから初めてナルニアを読んだ人にとって,宗教臭さはちょっと引いてしまうよと聞いた事がありますが,あーなるほどね,ここはそれがよくわかる部分ですね。

ライオンが歌いながら近づいてきました。Digoryは木々が育ち始めた事に気が付きます。Jadisは突然ライオンの目と目の間にランプポスト(ロンドンから持ってきたのね。)をガツ~ン!しかしライオンは何事もなかったかのように歩いて行きます。女王は叫び声を上げて走り去ります。ランプポストの落ちた場所にはまた新しいランプポストが「生えて」きました。(ここがLWWの映画の宣伝でよく見る例のあの景色ですよ,お姉さん!)Digoryはこの国にはお母さんの病気を治す力があるかどうか,ライオンに聞いてみようと思い立ちます。木々が育ち,不思議な事が起き始めます。土のこぶから次々と動物が生まれてきました。(へぇ~,動物はそうやって生まれてきたのね)何故かライオンは各動物の中から2頭ずつだけ選びます。Cabbyの馬Strawberryも参加します。そして選ばれた動物達は,ライオンを中心に円陣を組んで,ナルニアの誕生を歌い始めます。

ライオンは,選ばれた動物達に言葉を与えます。彼はこの国に既に「evil」が侵入したと告げます。Digoryは何とかお母さんの事をライオンに聞きたいのですが‥,そこでStrawberryを発見。CabbyはStrawberryに話し掛けようとしますが,Strawberryの覚えているのは,走らされた事ばかり。でもStrawberryはDigoryを乗せてくれました。でもAndrewおじさんだけはライオンの歌が聞こえなかったようで動物の言葉を理解できません。彼は指輪の事ばっかり考えています。喋る動物達が彼に興味を持って近づいてきた時も,彼は食べられる!としか思っていませんでした。

びっくりして倒れたAndrewおじさんを動物達は観察して,これは一体何だろうと考えます。(変な格好をしていたので,Cabbyや子供たちと同じ種族とは思わなかったようで‥‥(笑))そして「木」と思われて,植えられてしまいました。ラッキーな事に頭を上にしてもらいました。一方Digoryはようやくアスラン(=ライオン)とお話できますが,アスランは彼に何故ここに来たかを尋ねます。彼はCabbyを見て,何故か!ナルニアの初代の王様に指名。奥さんも呼び出して,王妃にしてしまいます!


Chapter XXI : To Weathertop And Rivendell (1)

2005-08-19 22:46:53 | Tolkien・HoME
この章の名前は「The Third Phase(3) : To Weathertop And Rivendell」ですが,ここもタイトル長さオーバーになるので,ちょっと省略しました。

<本文>
この版でも相変わらずフロドにガンダルフからの手紙を渡すのはTrotter本人です。フロドは注意深く封印を確かめてからそれを読んでます。正式版と違いそうな所(これを書いているのは正式版が手元にない場所なので記憶があやふやですが)は‥,

  1. まず1番の違いは,ガンダルフがブリーを通ったのは,フロド達が来る数日前だという事です。
  2. ガンダルフ自身がこの手紙をTrotter(木靴を履いていると記述(笑))託してます。
  3. 最後に「注意せよ! Odo Bagginsはわしと一緒におるぞ」とあります。

まだTrotterを怪しんでいるフロドは,「あなたが何故私達の問題に巻き込まれたいのかわかりません。」と言います。Trotterは「1つには,ガンダルフに頼まれたからだよ。」と答えます。

手紙によると,「Trotterがフロド達を『appointed place』に案内する」とあえて名前を伏せてますが,風見が丘の事のようです。(あら,裂け谷だと思ってた)Trotterは夜が明けてから出発しようと言います。彼は,ガンダルフは2日前にここを通ったので,なるべく早く出ないと,追いつけないと思ってます。

一方,この時外出していたメリーが戻ってくると,この版では,黒の乗り手達がしだ家のビルの所と門番の所で何かを話していたのを見たと言います。それを聞いてTrotterは,ホビット達に,部屋へ戻るな!と警告。彼はこの夜,この宿で,Harry Goatleafがしだ家のビルと連れ立って出て行ったのを見ていました。彼らが黒の乗り手達に,部屋の場所を教えたかもしれなくて,危険との事。

さて,彼らは風見が丘に向かったわけですが,この版では彼らがブリーを出発したのは9/30。そして到着したのは10/5。そこにはガンダルフの手紙が残されていました。
「10/5(水)。悪い知らせじゃ。わしらは月曜遅くここに着いた。昨晩オドが消えた。わしいはすぐ裂け谷に行かねばならない。大至急,ただし気をつけて,Trollshawの向こうの「浅瀬」へ向かう事。敵は見張っているかもしれぬ。」

(ひぇ~,オド・ボルジャー消えたんですか~(汗))

これを見てフロドとメリーも大ショック。Trotterは「ガンダルフは我々がすぐ近くに来るまで留まっていてくれたんだな。しかし我々の焚き火は見えなかったようだ。とにかく,Rivendelへ急ごう。」と言いました。

一方サムとフォルコ(=ピピン)は近くの谷間で「嬉しい」発見をしていました。1日2日しか経ってない足跡,まだ燃やしてない薪と食べ物(cram(笑),ベーコン,ドライフルーツ等)の残っているバッグです。サムは「ガンダルフはここにいたに違いねえです。」とフォルコに話します。フロド達も合流して,結局ここで一夜を明かす事になりました。
</本文>

何か正式版でのいろいろな「謎」がこうして下書きを見ているとわかってくるような気がします。正式版ではガンダルフがブリーを通過してから相当の日が経っていて,初めて読んだ時などとても不思議に思ったものですが,元々は2日しか差がなかったんですね。

う~むそれにしても,オド・ボルジャー(結局「おでぶちゃんのボルジャー」の前身?)はどうなってしまったんでしょう?心配ですね。

だって3000円も違うんだもん‥‥

2005-08-19 08:04:50 | ハリポタ6巻
UK amazonで,去年の12月にROTK SEEのDVDを買って以来の大物をぽちっとなしてしまいました。
日本版は,11,360円(ギフト券250円込みです),このUK版は,Postage & Packing feeを払っても,41.17ポンド(=8,156円)。それに日本版,UK版と言ったって,中身はどちらもおんなじUK版だし(笑),ギフト券250円は捨てる事になってしまいますが,それでも3204円の差は捨てがたくて。まあ到着が1週間遅れるだけですから。。。


The Magician's Nephew:5~8章

2005-08-19 00:05:18 | ナルニア・C.S.Lewis
さてさて,早くこの本のレポートを終わらせないと,今読んでる本(HHB=The Horse and His Boy)に追いつけません。

速い展開に驚いた「起」部分ですが,「承」もまたドタバタです。思うに,C.S.ルイスさんは,私的にはかなり「予想を裏切る」お話を書くようです。

「ひときわ背の高い,美しく威厳のある」女王様が鐘の音と共に蘇りました。彼女は何故か,Digoryとしかお話しません。彼女の名はJadisと言い,この国の名はCharn,彼女は,姉が王座を譲ってくれなかったから,"Deplorable Word"という呪文で,この国を破壊したのだそうです。JadisはDigory,Pollyと手をつないで安全な所へ逃げます。途中,壁を灰にして見せたりしました。Pollyは女王が気に入りません。何故かAndrewと共通点があるような気がします。Jadisは唐突に,お前達の世界に連れて行けと言います。何でも2人をここに送ったAndrewおじさんに興味があるとか? 2人は,現代のロンドンはあなたにちっとも合ってませんよと言いますが,彼女はPollyの髪を掴みます。2人は黄色い指輪で脱出します。

‥しかし彼らが森に到着すると,Jadisもついてきました。(Jadisは森では具合悪そうでしたが)結局彼女は,今度はDigoryの耳を掴んでAndrewおじさんの部屋までついてきました。そして彼女はAndrewおじさんを見るや否や彼が王様でないとわかると,馬車か空飛ぶ絨毯かドラゴンを要求します。今度は彼女はPollyはもちろん,Digoryとも話をしません。Andrewおじさんが出て行くと彼女も追っていきます。Pollyは,あなたが鐘を鳴らしたから悪いのよと言って,Digoryを置いて家に帰ってしまいます。Andrewおじさんは何故かJadisにご執心? 一張羅に山高帽,姉のLettyおばさんにデート資金をせびります。Lettyおばさんが断ると,そこにJadisが現れます。

Jadisはそこで"Deplorable Word"をやるのですが,現代のロンドンでは効かず。しかし逆ギレしてLettyおばさんを投げ飛ばすと,逃走。Digoryは責任を感じて,何とかJadisを元の世界に連れ戻したいと思いますが,何せお金がなくて彼女を捜せません。(Pollyは家で家族に怒られていました) 彼は,Lettyおばさんの会話から,ふと,病気のお母さんを治す手段があればいいなあと考えます。‥‥とそこへ‥,挿絵を見たらまさに目が点になりました。(笑) 馬車が走ってきたのですが,Jadisが1頭立ての馬車のてっぺんで絶妙のバランスで馬をコントロールしているではありませんか。しかし馬車はバランスを崩して倒れてしまいます。Jadisは馬に飛び乗りますが,馬はそこから動けけません。馬車の中からボロボロになったAndrewおじさんが出てきました。馬主(と言うか御者)が馬と彼女をなだめようとすると,Jadisは「犬! 手を放せ! わらわはJadis女帝なるぞ!」

そしてJadisは街灯のポストを引っこ抜いて大暴れ。大混乱になりましたが,Digoryは(いつの間にかPollyも傍に)女王の足を掴みます。ようやく掴むと2人で黄色の指輪をはめます。何故か森の池にやってきたのは,彼らと,女王と,Andrewと,馬(Strawberryという名前)と,御者(Cabby)。緑の指輪で次へ進むと,真っ暗な世界でした。Andrewおじさん,逃げようとしますが,女王とDigoryに拒絶されます。その暗い世界で誰かが歌を歌い始めます。やがて他にもその歌声について他の声も混じります。星が一杯になり,地上の声が大きくなります。星の声が小さくなると,太陽が現れます。そして最初に歌っていたのはライオンだったとわかります。今度はJadisが逃げようとしますが,Digoryが断ります。

あっという間の場面の切り替わり,そして,どうやらNarniaの創生らしいシーンに辿り着きました。Jadisは,よくよく見ると,LWWに出てきた女王様と同一人物ですね。


Run!Run!Run!