ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ポタはいいなあ~

2005-08-25 23:58:09 | ハリポタ全般・J.K.Rowling
これは一体どのブログに載せようか迷いましたけど‥(笑)

まだ噂の段階なんですが,次のポタ映画以降は視聴制限を「R」にしちゃおうかという話が出ています。(ちょっと下のほうの水色の文字部)

ああそう!いいですね。作者存命な事といい,ホントーにポタは恵まれています。それで子供だましでない原作に忠実な映画ができるのなら,どんどんやって下さい!

いや何が言いたいかって,あれほど思い入れをしたのに,悲しきかな既に早くも記憶が薄れつつある,某超大作の映画の事なんですよ。(だからどのブログに載せるか迷ったんですよ(笑)) 何故もう記憶が薄れてしまったかって,その原因の1つが,実はホント,今だから言える話なんですが,私は密かにアレは真面目に原作に忠実にやりたいんだったら,絶対「PG13」じゃあ足りない,って思ってたんですよ。ことに第三部はね。それが「子供に見せられない」って理由で,原作の重要なシーンをちゃんと表現しないんだもの。子供なんて,数年経てばすぐに視聴制限なんかクリアするでしょー! その映画はこの先何十年も残るのよー!

あーあ,ポタはいいですねー。だから,膨張対策某超大作なんかに負けない,いい映画を頑張って作って下さいよ!


The Horse and His Boy:9~12章

2005-08-25 22:27:56 | ナルニア・C.S.Lewis
Aravisは,こわくてひどく疲れたというLasを叩いて出口に案内させ,Tashbaanから出ます。そこでBree,Hwin,Shastaと再会。(Shastaようやく信用?)そしてShastaはナルニアの烏から聞いていた,砂漠を超える為の道を行きます。急がないとRabadashの軍勢が来てしまうので,皆ほとんど寝ずに,ようやく水のある山際に到着します。しかしそこで皆で睡眠。

彼らはようやくArchenlandの南端にたどり着きますが,そこでRabadashの一行が来ている事を察知。慌てて走ります。ところがその4人をライオンが襲います。そこはHermit(隠者)の家の前でした。ShastaはAravisを助けようとして,Breeから飛び降ります。Shastaは何とかしたい一心でライオンに去るように言うと,不思議な事に彼は去っていきます。しかしAravisは背中を引き裂かれて大怪我をしていました。Hermitは,ShastaにすぐにAnvardのLune王の所に行くよう命じます。Shastaは何故?と思いますが,とにかく,走り出します。しばらくして,Hermitに助けられたAravisは回復に向かいますが,Breeは自分はAravisの危機に彼女を助けずそのまま逃げた事を恥じます。

ShastaはAnvardに行く途中で,ある一行に出会います。何と,Lune王の一行でした。またCorinの間違えられたShastaは,とにかく,Aravisから聞いた事を伝えます。Lune王は,CorinにそっくりなShastaに何かを感じたようでしたが,とにかく彼を信じて城へ戻る事に。Shastaは馬を与えられますが,途中で皆とはぐれてしまいます。あてどもなくさまよっていると,またライオンが‥! しかし今度は彼はライオンを恐れませんでした。ライオンは,Calormenで彼らを追ったのも,墓場の猫も,Aravisに怪我をさせたのも自分だと言います。ライオンは,アスランでした。

朝,Shastaが目覚めると,全く知らない場所。しかし,地形からそこはナルニアとわかりました。何もしようがなくなり,途方にくれていると,大きなハリネズミがやってきました。何と,彼は喋れるようです。彼はどんどん仲間を集めます。ShastaはDwarfの家で朝ごはんを頂きました。するとそこへまた行列がやってきました。今度はナルニアの王エドムンド,女王ルーシー,Archenlandの王子Corinの行列でした。Centaur等の不思議な生物達も一緒でした。Shastaを見たエドムンドは,彼がCorinでなかった事に驚きますが,敵でないと認めてくれたようです。Corinはどうしても戦いに参加したがっている様子ですが,仲間が許しません。彼はまたShastaに会えて嬉しそうでした。彼は隙を見てShastaに武具を与え,一緒に戦おう,と言います。

エドムンドって,LWWでの失敗(Turkish delight!)がどうしても忘れられないんですが(笑),立派な若者になったものですね~。


HoME6 : XXII Uncertainties and Projections (1)

2005-08-25 21:26:40 | Tolkien・HoME
ここで今更ですが(汗)タイトルの書き方を変更します。今読んでいるのはHoME6巻です(去年の11月からずっと同じ本読んでいるんですよ~(汗))のでこのようにしました。で,この章の名前は本当は「New Uncertainties and New Projections」なのですが,ここも字数制限の為,省略。

この章は,まず,タイトルからわかるように,今までのように下書きを追っていく話ではありません。しかし,実は最初の1~2ページをさらっと読んだだけでは何のこっちゃ?状態です。さらに読み進めていくと,‥どうやらこんな事情があったようです。

裂け谷でのフロドとグローインとの会話に,ある時,それまでいなかったはずのアラゴルンが唐突に現れ,クリストファーさんはかなり困惑したようです。そして,お父さんがどのように考えを変えてきたのか,その経緯を調べることにしたようです。そしてわかったのは,トールキンさんは,1938年の暮に裂け谷に到達するまで,比較的順調に物語を書いていましたが,その後,なかなか筆が進まなくなったという事です。そしてお父さんの次の日付の付いた記録は1939年の夏になります。その間に一体何が起きたのか,クリストファーさんは当時お父さんが書いたと思われる,いろいろなメモをあさって調べてみました。

そこで出てきたのは,迷えるお父さんの,ちょっと乱暴な再構築でした。

(1) ビルボを主人公にする
ひぇ~;な話ですが(汗)これはビルボがガンダルフから指輪の歴史について聞いている,という所まで来た所で終りました。(ほっ)

(2) 最初のアイディアに戻る-フロドをもっとコミカルなキャラクタにする?
実はビルボには,お気に入りの甥が2人いる。ペレグリン・ボフィンとフォルコ(=フロド)バギンスだ。が,ペレグリンは消え,ビルボは皆に責められ,若いホビットはフォルコを除いて寄り付かなくなる。彼はフォルコに全ての財産を譲る。そして結局,彼は,ガンダルフに相談。もっと静かな所で本を書いて暮らしたいと言う。ガンダルフはそんな本誰も読まんよ,と言う(笑)。ビルボはつらぬき丸とミスリルを持って出発。‥‥そしてフォルコの,裂け谷までのあれこれあって‥‥結局,Trotterは実はペレグリンだった。彼はモルドールまで行っていた。

ここでペレグリンという名のキャラクタが出てきましたか~。これは主人公がビンゴからフロドに変わった頃に書かれたものでした。
(どこがコミカルだったんだろう?)

(3) キャラクタ名変更
1939年8月のメモから。

フロド → ペレグリン Faramond
オド → フレデガー Hamilcar ボルジャー

すっと以前から,「ホビットが多すぎる」と気にしていたトールキンさんでしたが,どうも,主人公の名前でまだまだ悩んでいた様子。フロドも気に入らなくて,フォルコとか,Faramondとか,‥。でも,ここでフレデガー・ボルジャーの名前が登場ですね。(それでもHamilcarとどっちがいいかで悩む?)

そして,話の構成については,これは重要な点として「ガンダルフもビルボも,指輪についてはそんなに詳しくは知らない事。ビルボが出発する理由は「疲れ」にする事」「ガンダルフはフロドにシャイアから出ろとは明言しない。与えるのは指輪の持ち主が捜すかもしれないというほのめかしのみ」‥‥う~ん,とても微妙なプロットですねえ。そして,Trotter=ペレグリン・ボフィン。

ほ~そうですか。フロドがガンダルフに言われてでなく自発的にシャイアを旅立つという筋書きは,重要だったんですね。(映画と完全に違う)

(4) 冒頭の会話
1939年8月のメモには,まだまだあります。それは,物語の冒頭で,いきなりビルボはフロドに「これから自分は長い休暇を取る。もう帰ってこないつもりだ。私は疲れた。川を越えてどこかへ行く。だからびっくりパーティを開こうと思う」というような事を宣言します。

ビルボは自分の物を全部フロドにあげると言った後「もう1つ,指輪をあげよう」と言います。するとフロドは不用意に「魔法の指輪ですか!?」と言ってしまいます。ビルボは慌てて,「な,何?誰が魔法の指輪と言った?」するとフロドは,真っ赤になって「すみません,‥その事について質問するのは許してくれないでしょうね。私はその指輪について,知ってました‥‥」と話を続けます。例えば,ビルボがサックヴィル=バギンスに見つからないように消えたのを見てしまった事とか‥(これは正式版ではメリーがフロドに語る話ですね)

そしてフロドはビルボの本を読んでいた事を白状します。ビルボはびっくり。フロドは,さらにその本は私の為に置いていくのですか?と尋ねますが,ビルボは(やや不機嫌に),私はどこか静かな所へ行きたいだけだ,と答えます。

しかしここでトールキンさんのメモ「これは駄目だ!誕生日パーティが終るまでは,指輪を渡せない。」

Run!Run!Run!