ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Crown in Darkness : Introduction

2008-09-05 23:10:38 | Athelstan・Doherty
ちょっと薄い本を読みたかったので(笑),またドハティに戻って参りました。今度はヒュー・コーベットシリーズ第2弾です。
Crown in Darkness (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)Crown in Darkness (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,504(税込)
発売日:1991-02-11

今回のお話は,13世紀のスコットランド王アレキサンダー3世の死の謎解きだそうです。彼は,ある嵐の夜,新しい后フランス王女ヨランダに会いに行く途中,落馬して亡くなりました。彼はその前5年の間に,長男次男を次々失い跡継ぎがいなかった為,王様になりたい輩がうじゃうじゃ。(そんなに王様って魅力的な商売か?(爆))当時国際的にも,イングランドやフランスから注目される立場だったスコットランドの王様の椅子について,何か企み等なかったのかどうか,ロバート・バーネル卿は,忠実な部下の書記官,ヒュー・コーベットを,調査に派遣しました~。

まだデビュー間もない頃のドハティさんの文章が,固い固い。(笑)

ところでこのアレキサンダー3世は,名君だったそうで,彼の在位中はスコットランドはかなり栄えたのだそうです。彼の死により,イングランド王エドワード1世が介入、スコットランド国民に苦痛を与える事になり、あのウィリアム・ウォレスの活躍につながったのだそうです。


His Majesty's Dragon : エピローグと感想

2008-09-05 22:26:36 | 読書
エピローグは,場面変わって,祝賀パーティと思われる席。おそらくめったに着ないドレスを着た(女ムーディ?(^o^;))ジェーン・ローランドやバークレーと一緒の会合に,かつて両親の家でのパーティで会ったモンタギューのお嬢さんがいます。彼女は以前と全然違うフレンドリーな態度。(笑)しかし「いとしいテメレアはどう?」にカッチ~~~ンと来ているローレンス。(爆)

しかしコイツ,信じられないほどヤな女だねぇ。「あなたガルマンさんに会いに行くのね。私からのお祝いを伝えてくれる? あら,私ったら,やーねえ,ウールヴィ夫人だったわ。それにもう町にいないわよねぇ。」

幸い,ローレンスは母から既にエディスの事を聞いていたので,このキョーレツなイヤミに対抗する術を心得ておりました。

ノーヴィクさんて,さすがジェーン・オースティンのファンと自負するだけあって,ローリングさんよりよっぽど,男女のさやあて書くの得意ですね。将来はファンタジーでだけでなく,そのジャンルでも一旗上げられそう,っていうか,将来,ファンラブコメ???とかいうような,新しいジャンルを確立できそうな気がします。私はそういうの嫌だけど,今までファンタジーなんか読まなかった(今話題のSアンドザCなんかを喜んで観ているような)層を,ファンタジーに取り込められるかもしれませんね。まあ幸いな事に,まだテメレアはそこにはキテないと思いますが。

外では,ドラゴン達が音楽に聴き入っております。な~んだ,こんなに早く,夢が叶ったのね。

さて,ローレンスは,テメレアの所に,エドワード・ハウ氏が来ている事に気付きます。サー・エドワードは,テメレアの種について話をしにきたようです。テメレアは,セレスティアルという種だとわかったのだそう。しかしこれはとんでもない種で,「皇帝陛下が持つべきドラゴン」文字通り,His Majesty's Dragonだったんですね。

という事で、ようやく読み終わりました~;
今回、本の内容とは全然関係ないんですが、この本の読書と平行して、仕事の大トラブルがあって、貴重な昼休みや夕方休みが潰れる事が多くて、連続して読めないので、話を掴むのがいつも以上に大変でした。

書き出しから想像していたのとは、全然違う話に発展するんですねぇ。ローレンスの、人間関係にかなり気を遣う所は、最初は疲れましたが、その気遣いがあるから、テメレアが彼を選んだんだなあと思い始めた辺りから、ようやく彼を理解できるようになってきましたね。彼のキレ易い性格は、…全然治りそうにありませんね!(笑) ファンタジーの主人公はキレ易いのがお約束(え?それは一部のファンタジーだけでは?(笑))???ですから、まあいっか。

ローレンスの実家時代の女性達は、お母さんを除いて「パス」!(笑)ええ、エディスじゃなくて本当に(笑)良かったですっ=3 ローレンスはこれから誰かとロマンスがあるのか、ジェーンとの関係がどうかなるのか、も、ちょっと楽しみですね。

テメレアは、幼いのに、既にすごい知性と落ち着き。この種のドラゴンは、皇帝陛下にあげるなんて超もったいない(爆) 優れた乗り手にバンバン乗って欲しいですねっ! 

風の噂に聞きましたが、シリーズの最高傑作は違う本なのだそうです。そこまで行ける日を楽しみにしております。ただ、話の進行は遅いですねぇ。最初こそ、あれよあれよという間に大きな動きがありましたが、クライマックスは最後の章の後半です。でも、PJがもし2時間で映画を作るなら、…クライマックスに30分位かけそうですねっ(笑)


Run!Run!Run!