ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Crown in Darkness : (10)

2008-09-21 14:58:25 | Athelstan・Doherty
修道院長は予言者トーマスと知り合いいう事で,会う事を仲介してくれます。幸い,トーマスは快諾してくれたようですが,会った事もない予言者から「アリスとの痛みはいずれ消滅する事になるだろう」というメッセージをもらって,何故アリスを知っているかとたまげるコーベットです。

とにかく,コーベットとラナルフは,予言者トーマスに会うため,エジンバラから少し南のローダーデールという地方に向かいます。ローダーデールはBerwickshireRoxburghshireにまたがる地方で,いずれもイングランドの国境が近いです。またRoxburghshireのJedburghには,アレキサンダーの遺体が安置される修道院があります。

トーマスは,沼地に囲まれた要塞に住んでいました。驚いた事に,彼はアルビノで,白い髪にピンクの目と唇でした。

ですが,それよりさらに私が驚いた(笑)のは,アルビノの事を「Albus」と呼ぶんですね。え?は?あの校長は,年を召して髪が白くなったのでしょう? 生まれつきには赤毛で青い目だったはずですが。。 それとも白の魔法使いの意味だったか?(サルマン?(笑))。。。あ、ラテン語で「白」の意味なんですね。

え~、話が逸れました(^o^;)
予想と違って,トーマスは善良な(に見える)人です。彼の力は,ピクティと呼ばれる「小さな人々」と暮らしたからだとの事です。信じられないというコーベットの為に,彼らが住むEttrickの森に連れて行ってくれるという事になります。


Crown in Darkness : (9)

2008-09-21 00:31:48 | Athelstan・Doherty
翌日,ベンスティードが何者かに襲われた(でも無事)と聞いて,おとなしく(笑)部屋に引っ込むコーベット。バーネル卿に報告のお手紙です。

今までの事のまとめです。細かい事をよく覚えているなあと感心の読者。(笑)特に感銘したのは,アレキサンダー王が嵐の日,宴からKinghornに出発する時間が,いろいろあってなかなか決まらなかったのに,Firth of Forthの船付き場では,きちんと迎え(王と同名の御用聞き)がアレンジされていたのは不思議だと気付いた事。(彼絶対A型だね(爆))

また,王の従者の1人で,直後に亡くなっていますが,最後まで側にいたシートンはやっぱり何かを知っていたんだろうと疑います。(これは普通誰でもそう思うか)

しかしこの事件,なかなか決め手がありません。
コーベットは,この諺を思い出します。
If a problem exists then a logical solusion must also exist.

これはアセルスタンシリーズでも度々見かける諺ですね。ドハティさんの,座右の銘かな?

その後,コーベットは修道院長とちょっとお話。実は彼はブルース家の縁戚者と知ってびっくり。ここでコーベットは,王の死を予言していたというトーマスという予言者に会いに行く事にします。


Run!Run!Run!