橋本屋吉次郎電子日誌

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アートの島

2024-07-07 | ツーリング
愛知県には3つの有人離島があります。
このうち、篠島と日間賀島へは以前訪問しました。


今回は、未踏の佐久島に出かけることにします。

佐久島へは、一色港から高速船が出ています。



駐車場は隣接する一色さかな広場と共用です。


1日7便、片道830円(大人)で佐久島西港まで約20分、東港まではさらに5分ほどで到着します。

佐久島は三日月形をしており、西と東の頂点に港があります。
内側(南側)に集落や見所は集中しており、外側(北側)の丘陵地は閑散としています。


西港に着きました。



不思議な祠
近年、佐久島はアートの島と言うことで売り出していて、島のあちらこちらにアート作品が置かれています。
ちなみにこの作品名は大和屋観音


作品名「おひるねハウス」
もっとも有名な作品で、次から次に写真を取りに来るので、昼寝なんか出来そうにありません。


集落内の道は細く、入りくんでいます。
コールタールを壁面に塗ってある家が多く、この島は三河湾の黒真珠と呼ばれています。




煉瓦造りの祠
大正5年ごろ、佐久島に八十八ヶ所の小さな弘法の祠が建てられました。
時が経ち、多くの祠や土弘法が失われましたが、2009年度からアートの力を得てリノベーション。
おしゃれな祠が点在しています。


宿泊滞在型農業体験施設「佐久島クラインガルテン」の入口


施設内部


作品名「すわるとこプロジェクト」
作者は名城大学工学部建築学科
西港から歩いてきて、ちょうど疲れたところに設置されていました。


東港付近が見えてきました。


作品名「カモメの駐車場」
本物のカモメが見たら怖がるのじゃないでしょうか?

観光客向けのおしゃれなカフェもいくつかありますが、この日が平日だったためか、休業していることが多かったです。
そんななかで、やっと昼食をとることができました。


食堂・民宿 ゆきや
所在地:愛知県西尾市一色町大字佐久島東屋敷50


大アサリ丼セット
大アサリはウチムラサキガイのことで、三河湾の名物です。
焼いて醤油を垂らすか、フライが絶品です。
ここではフライを玉子でとじて丼にしていました。
800円の単品にすべきか、1800円のセットにすべきか悩みましたが、刺身が新鮮でとても美味しく、これだけでもプラス1000円の価値はありました。


作品名「イーストハウス」
西港の黒いお昼寝ハウスに対し、東港は白いイーストハウスです。


作品名「佐久島テラス」
三種類のウッドデッキです。
この作品に限らず、実用性の高いものが多いです。


作品名「佐久島のお庭」
佐久島にある4つの丘を表しています。


釣りの神様である海神さま


朝日が最初に照らす場所「サンカク」
佐久島弘法八十八ヶ所巡りのひとつでもあります。


サンカクの近くで小さな石仏を発見しました。


筒島
ここを歩いて渡るときに少しだけビビったことはナイショです。


筒島弁財天


ここでは願い事を平らな石に書いて奉納します。


中には「世界平和」なんて崇高な願いもあります。
見ましたか。プーチンさん。ネタニヤフさん。


作品名「佐久島の秘密基地アポロ」
アポロ11号をイメージしてつくられたアート作品です。


平古七号古墳
佐久島には古墳も多く残っています。
この島にも古墳に埋葬されるような身分の方が見えたのですね。


こんな小径を通って東港に向かいます。

佐久島をまわるには徒歩か、レンタサイクルが良いかと思います。
徒歩で半日、自転車で4時間ほどで一周できます。
西港にも東港にもレンタサイクル店があります。
ただ、集落の中は細く入りくんだ道が多いですし、駐輪場に駐めて徒歩を促す箇所もあります。
時間や気候・体力に余裕があれば、徒歩の方が良いかもしれません。


帰りは東港から乗船、西港経由で一色港へ戻ってきました。

コメント (2)
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