缶詰だけど、それが何か?

缶詰、レシピ、散歩、食べ歩き、いろんなものがあります

NS713_沖縄 5日目

2012-09-11 23:06:55 | 旅行

9/11(火)

Heute ist die beste Zeit

やっぱりさあ、三浦じゃないよな
ココ何年か、移住するならば魚がウマくて、
さらに野菜もウマい所、だから松輪のある三浦、
そんな結論だった。
しかし・・・



恐ろしいまでに早く目が覚めた。
なにしろ昨夜、沖縄らしさを堪能した。



ハムとチーズ、2種の野菜のサンドイッチ
ロビーフロアにあるべルデマールというメインダイニングで、
20時半過ぎにオーダーしたサンドイッチ。
1,400円なので、パン2枚分にぺらんぺんのハムとチーズ1枚、
0.5mmぐらいのキュウリとマヨネーズ、その程度のフィリング、
それを8等分してあって、ちゃんちゃん。
楽勝だと思っていた。
しかし、ココは沖縄。
東京のホテルではけっしてない。
たぶん、倍以上の金額を支払ってサーブされる代物が目の前に。

嫁さんがサーモンをオーダーしていたから、もう死亡寸前。

いや、22時過ぎに死亡した。
だから5時に目が覚めても不思議でもなんでもない。

南の空にオリオン座が光っていても、それは当然のこと。
それからぐだぐだと過ごすけれど、
6時ぐらいから帰りのパッキング。

シャワーを浴びてB1へ下り、HANA HANAで朝食。



いよいよ死体のような、いや死後の世界の食餌のような。
そばのスープにあおさを加えて、さらにネギとカツオ節。
納豆を食べる、そのモチベーションだけ。

ニライビーチを最後の散歩。
意外と普通のスニーカーでも進める、岩場まで。



部屋に戻って、全て整える。
9時45分には、この呆れるようなビーチ。
帰ることがありえないような、そんな景色。

しかし、今日が最良の時だ、東京に帰るには。
三浦ではないのだ、ココは。

沖縄北ICから沖縄自動車道に乗り、
一気に豊見城、沖縄アウトレットあしびなーへ。
ただ、ここで買うべき物はほとんどない。
みんさー織りの嫁さんのエプロンぐらい?



マックスバリュ 豊見城店
ココで地物のお土産を買うつもりだった、職場への。
しかし、あまりにも地元の人々が集う場所なので、
そんなスペースはどこにもない。
空港にかけよう。

そう考えて、ココまで連れてきてもらったヴィッツに乗り込む。
そうたいして遠くはない。
12時40分には到着する。



淡すい
たぶん3回目。
スープが一番好きなこの店に、最後に来たのは何年前?

相変わらず愛想も何もないお姉さんは何も指示しない、
ソーキはないですけれど
それだけである。
ソーキに用事はない。



すば 小(500円)
およそ小とは思えないポーション。
カマボコはともかく、1cmぐらいの三枚肉が2枚、
麺もラーメン1人前ぐらいの量。

スープは相変わらず、すっきりとキレのある味。
紅ショウガもコーレーグースーもいらない。
どこまでも麺を活かす、そんな味。

しっかりとした麺も、そんなスープとの相性もいい。
嫁さん的には御殿山の麺が最高なのだけれど、
豊見城から首里まではそれなりの距離、
いや、それ以上に渋滞が怖いのだ、なにしろ帰るんだから。

確実に食べ過ぎだけれど、
店の外に出ると、営業中だった看板が、売切れの文字に。
やっぱり最良の時だ、今日は。



何もしてないんだけどな
いやいや、海もプールも堪能したし、
なかどまいそばも食べ、さらにA&Wにも行った。
ダムだって見たではないか。
そんなことをJAL916便に乗り込みながら諭す。

次はいつだ?
とりあえず1年後には来られるようにしよう、
この会社に嫌気がささなければ、だけれど。
いや、愛想を尽かすなければ、か?
最良のときは人それぞれだ、たぶん。


NS712_沖縄 4日目

2012-09-11 06:51:29 | 旅行

9/11(月)

飲まなくていいのか?
珍しく嫁さんが勧める、ビールと名のついた飲み物を。
しかし、それは残念ながらビールではない。
薬草の根や皮を煮出したものでしかなく、
飲みたいと思ったこともない、そんな代物。
ずっとビールだと思ってたんだけどなあ
知らないこと、聞いたことのないもの、
そんなものはニライビーチの魚並だ。



今日もアホみたいにいい天気。
すでに手前は緑に、水平線の辺りはくっきりとした青に。
こんなに晴れが続いた沖縄は初めてだ。

朝ごはんを食べに下りる。
レストラン前にはまあそこそこの人。



暇つぶし用におかれた沖縄タイムスと琉球新報。
どちらも前日の県民集会の模様が12面、
1/3以上の紙面を割いている。
そう言えば、昨日、恩納村に向かっている時にも、
オスプレイ配備反対
そんなプラカードを下げて歩いている人がいた。
このビーチリゾートではまったく見ない光景。



いよいよ仏さまのごはんになってきた。
ただ、この場合の仏とはゴウタマ・シッダールタをさす訳ではない、
死人のことを指す訳で、日本と言う国の宗教観はメタメタである。

牛乳とスープで流し込んで、さっさと着替える。



朝からアホみたいに青し空、
そして冷たくないプール。



まだまだ汐が引いている岩場へ向かう。
ゴーグルなんてしなくてもチョウチョウウオが見える。
魚がいるのが当たり前になってきたぞ
青や黄色の魚がカラダの回りをぐるぐると、
けっして当たり前ではないんだけれど。

1時間でプールに戻り、またビーチへ。
そろそろ満ちてくる。
遊泳エリアで魚を探す。
今日はさほど・・・てか岩場がスゴすぎただけなんだけれど。

11時半に撤収してメタリックなヴィッツに乗り込む。



A&W 美里店
昨日はそばを食べ、残る沖縄らしい食べ物、
それを求めてココまでやってきた、
さすがに「わ」ナンバーはほぼいない、そんな所まで。



サイドメニューでオニオンフライを頼める、
ココはホントになんでもあり。
隣に座ったおじいとおばあはベントウミールという
ごはんの上にハンバーグやら目玉焼きやらをのせた、
つまりロコモコを食べているし。



パインチリチキンサンド
パイナップルがごろごろしたチリソース。
甘い 酸っぱい 辛い
最初の一口、この順番で来た。
フライドチキンにはあたらなかったので、
あとは、ほんのり甘いバンズの味だけ。
フライドチキンはそこそこウマい、
しかし、このソースはどうよ?



メルティライト
一方がチキンだから、こちらはビーフパテ。
チーズにベーコン、そしてタルタルソース、
好きな味だし、ウマいんだけれど・・・
パインチリチキンの滅茶苦茶な味にやられて、
物足りなく感じるのはどうよ?

コレに巨大なコーラで1,000円ちょうど。
安いのか高いのか?

A&Wを出て県道85号へ、そして74号へ。
左手は米軍嘉手納基地が広がる、そんな道へ。
第三ゲートの信号で右折して、キャンプシールズの横を抜ける。
斎場、牛舎、そして清掃工場、
臭いものを集めて蓋をしたような、そんなエリアを抜ける。



倉敷ダム
ダム湖100選に選ばれた景観らしい。
しかし、ダムっていくつあるんだろ?



確かに美しい。
背後に清掃工場とゴミの山があることを忘れるぐらい。

しかし・・・



南南西の嘉手納基地からは米軍機が飛んでくる。
P3Cはまだいい。
F22はアフターバーナーでばりばりと爆音を響かせる。
これまで見たことがなかった基地の街の現実。
見たくないもの、聞きたくないものにも蓋をする、
そんな現実を。

違う道を走っても、また同じ所、第三ゲートに出る、
そんなタケノコばばあにダマされたようなデジャビュ。
そのまま県道74号を進む。



道の駅かでな
下から見上げると4階部分に人が鈴なり。



巨大な望遠レンズがおかれ、そして三脚も。
日テレ、赤旗・・・メディアだけでなく、
軍事マニアがぞろぞろと。



見つめる先には嘉手納基地、
そして輸送機C17。

目の前の県道74号には装甲車が走り抜け、
ココがどこの国かをわからなくさせる仕掛けがてんこ盛り。

15時半に部屋に戻る。
まだまだ夏が続いているプールへと向かう。
30分ぐらいで引き上げて、またもアリアカラで午後のお茶。



18時過ぎ。
ビーチパラソルはキレイに畳まれて、
1日の終りと夏の終りを告げる、
好きな光景。
コレで夏休みは終わっちゃうんだぞ
嫁さんが抗議の声を上げる。
終りがあるから楽しいのであって、
楽しいことばかりだったら、つまらなくなる。
魚が自分の回りをぐるぐる泳ぐことだって、
それが当たり前だったら、そんなことをしなくなる。



18時38分に太陽が東シナ海に落ちる、
亜熱帯のこの島では珍しいことに。
前回だって結局は東シナ海へは落ちなかったし。

ずっと晴れていたことだって、ホントに珍しい。

初めて尽くしの旅ももう終盤。