缶詰だけど、それが何か?

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NS722_季節料理 根本(割烹/市ヶ谷)

2012-09-20 23:25:03 | 食べ歩き

9/20(木)

120度で1時間
サバの水煮缶はサバと塩、水を缶に放り込む、
そして密閉後に高温高圧の状態で1時間。
これで完全に滅菌され、栄養も缶から逃げない。
しかも、大量に獲れる旬の素材だから、マズい訳がない。
おまけに高圧で1時間も煮るから、サバの頑丈な骨だって、
人間の歯に、そして口腔に対して牙を剥かず、いい食感になる。
缶詰は嫌いだけど、骨は好き、なんて人だっている訳で、
さけ中骨水煮なんて廃物利用みたいな缶詰だってある。

ただ、食感に関して言えば、さほど・・・
自分で作るサバ味噌ほどの食感すら出せない。
まして割烹に立ち向かうなんて、骨抜きのクラゲ以下、
缶詰の骨並に砕け散る。
しょうがないのだ、大量生産品と個別料理には、
当たり前の差があって当たり前なのだから。

目が覚めたら空気は澄んでいた、昨日とは違って。
だから久しぶりに上ってみたのだ、いつもの跨線橋に。



上空は秋の空だけれど、さすがに大雨の翌日、
さすがに地表近く・・・いや、標高3,000m超の高地には、
積乱雲がどっかりと居座ることを決めている、たぶん昨日から。

余裕がありそうでまったくない。
慌てて跨線橋を下り、ほぼ小走りで駅へ。
代謝が異様に上がり、汗が引かないのだ、
涼しいぐらいなのに。

会社に着いても、汗はとまらない。
水分補給をしないと危険なレベル、それはもう。

昨日、母校で与えられた宿題をつらつらと考える。
FFに意外とヒントがあるかもしれない?
いや、もうひとつのピースがハマらない・・・
あれ?こんな召還獣いたっけ?麒麟なんて?
まあ、まとめようと思えばできるけれど、
コレがクライアントが望むもの?

先月入社した新人クンに今週入った新人クンに、
ある商材をレクチャーさせよう、
そんな無茶なことを言い出すのだ、我が取締役は。
結果は、取締役の独壇場・・・意味あったのか?

13時ちょっと前に会社を出る。
今日は市ヶ谷方面へと足を進める。



季節料理 根本
日テレ通りから左へ入ったところにある割烹、
小料理屋というべきかもしれないけれど。
カウンターはわずかに4席、テーブル席や座敷などもあるから、
小料理屋というには・・・。

食べログでサバ味噌がうまい!と評判だけれど、
しょせん食べログ、どんな物が出てくるのやら。



さばみそ煮(900円)
ごはんに味噌汁、1口ぶんの豆腐、漬け物、これで900円。
肝心のサバ味噌がうまくなかったら中国人になるぞ、オレ。



さばみそ煮
ネギと生姜をたんまりとのせたその姿。
サバ自体はさほど大きくない、厚みはあるけれど。

かなり甘めな味噌、ちょっと残念かもしれない。
おまけに煮過ぎなのか、ぷりんぷりんとした食感は、
海の奥底2万マイル地点に置き忘れたのかもしれない。

そして驚くのは中骨の食感。
てか、普通の店では食べないけれど、
なんだか食べれそうな気がしたのだ。

で、クビをひねる。
これ、缶詰じゃね?と。
もちろん圧力鍋に入れて1時間も煮込めば、
こうなるのかもしれない、食感の悪さといい。

昨日のサバは880円、今日は900円。
サバの缶詰だった100円で買える。
もちろん、この店のサバがサバの味噌煮缶だとは言わない。
しかし、圧力鍋で1時間も煮るような店らしい。
やっぱり食べログって・・・