花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

ヤシャビシャク・フトボナギナタコウジュ

2012-10-15 | 山野草
山野草  
■これほどの実は初めて■10/14
昨日登った西又山は頂上近くにブナの大木が林立している場所があります。ブナがあれば「ヤシャビシャク」が着生していることが多いので注意深く上を見て歩いていました。
            
大体足元ばかり花がないかと探すものだからヤシャビシャクは気づかないことが多いのです。木が大きくて又になっていたり洞になっているところに着生します。ブナにはランもキノコもつくので要注意なのです。
            
見ていたらそれはそれは見事に実をつけたヤシャビシャクを見つけたのです。一株ではなく二株ありました。実ざっと数えても90はありましたので花時にはきれいだったでしょうね
            

   

      
実はべりーの味がすると知っていたので採ってもらい賞味してみました。香はキーウイそっくりで食欲そそる。食べると美味しいとはいえませんが香リと同じくキーウイ味でした。種もキーウイと同じでした。
ヤシャビシャク(ユキノシタ科・スグリ属)詳しくはこちら

別名天の梅といわれ梅の花に似た五弁花を咲かせるのと葉の形が好きなのでブナを見ると見つけるのを楽しみしています。
            
花と葉

けれどもこれほど実をつけたのを見たのは初めてで感嘆の声をあげました。
着生しているブナの木の足元にはかつてスズタケが一面あり地面を覆い保水力もあったのでしょうが今では鹿に食べられ見る影もありません。
      
ヤシャビシャク育つブナも瀕死の状態のようで歩いていても切なくなります。草花もあまり見られませんでした。でも、此花は鹿があまりたべないのでしょうか?咲いていました。

             


             
フトボナギナタコウジュ(シソ科・ナギナタコウジュ属)
最初見たときに「おかしなナギナタコウジュだな~?」と疑問符が頭で点滅。下山後詳しい先輩から「フトボ」ときき納得しました。もっと丁寧に観察しておけばよかったと反省しました。高知県内ではまれです。
小苞全体に毛があるのがフトボナギナタコウジュとのことです。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする