山野草
6月1日歩く
アカモノを見てもらいたくて昨日は飛び入りさせましたが徳島花散策を続けます。
「ヤマボウシ」は前に自宅近くのをUPしましたがここではまだ盛りでした。平地と比較すれば1ケ月も開花時期が違うのですね。2度も見られて幸せです。
後ろは、深い渓谷・その向こうには大岩があり岩には白い花が咲いていました。白い花は、セツコク・フウランなどの着生ランみたいでした。どうやっても辿り着けない場所だからこそ残ったのでしょう。望遠レンズがないと見られないのが残念です。
「タチシオデ」雌雄異株。上が雄。出羽には沢山ありました。
「チャボシライトソウ」これも出羽。電池切れで撮影できなくなったのでモチモチさんにお願いしてお借りした画像です。シライトソウより小さいのでチャボなのですが糸が白くないので??土質の関係でしょうか。
「ツクバネ」東尾でジンリョウユリを見ていたら妙に気になる優しい色合いの木の葉があった。見ると小さい花が咲いている。それが上です。あまり小さくて花は見難いのですがそれなりに可愛い。もっと見ているとあれ?同じ葉なのに先にだけ着いていて違うものがあるとなったわけです。近くにいた方に尋ねると「お正月に出荷」していたと言う答えが返ってきました。チラッとツクバネなんとか・・?と言う言葉も出てきたので帰宅後調べたわけです。
下の画像を見ると名前の由来がわかりますね。秋になれば実が着きもっとツクバネらしくなり目立つのですがこの季節はわかりにくい。お茶をする方にはお正月に使用する植物として珍重されるとのことです。これも雌雄異株。そして驚く事に木でありながら半寄生植物。他の木の根から養分をもらうのだそうです。
検索をして秋の様子を見てください。ツクバネそっくりです。沢山あるここで見たいのですが前にも書きましたがここは普段は閉まっている。秋に入れないのが残念です。でも、葉を覚えたしツクバネそっくりの実もわかったのでどこか秋に山に入ったらこれを探す楽しみが増えました。
「ズイナ」これも名前がわからず苦労した木の花です。道路の上の方で見たことがない白い花がある。さて?5人とも知らない。なんとか写して花に詳しい蘭ちゃんの掲示板に貼り教えてもらいました。それほど見かける花ではないのでこれも嬉しい出会いでした。それもトイレ休憩の為に立ち寄った場所でぶらぶらしていて見かけたのですから花との出会いは何処にあるかもしれません。花散策の時は、眼を皿のようにしている私です。
「モチツツジ」これは皆さんご存知。高知でも見かけますね。
日当たりの良い斜面・林の縁に生えていて淡紅紫色の花は美しくて目立ちます。高知に住む私にはおなじみでも、分布域は、日本全体でみると狭いのです。見知っているから全国にあるというわけではないのです。 ガクと花柄に腺毛が密生して非常にネバネバしているのでモチツツジと名がついたので確認しようと触ってみました。すると本当にネバネバしていました。納得する名前です。ヒラドツツジなど多くの園芸種のツツジの元になったツツジだそうです。直径5~6cmの漏斗形をしているので、縦に写してみました。上側に深紅色の斑点があるのが目立ち余計に綺麗に見えます。最近は沢山咲いているのを見たことがなかったので懐かしくて嬉しかった花です。
「コゴメウツギ」
空木と名が付くが、 ウツギなどのユキノシタ科の仲間と違い、バラ科の低木。やはり枝や幹に空洞がある。この花を見ると、コゴメ(小米)の意味もわかる。小さい上に、白い、そして風にゆれて写せない~~。でも、好きなんですよ。小さい花は気にかかる。
「ヤマハタザオ」これも小さい。初めて会いました。
「ツチグリ」説明しなくても見てわかる名前のつけかたですね。「地方によっては小さい時土の中から掘り出して中身を食用にする」という事です。
結構美味しいみたいです。木の実みたいですがキノコです。タコの様にも見えますね。食べたいような、食べたくないような微妙な気持ちを持ちました。これも初めて見ました。
じっとジンリョウユリを見る私。
出羽はこの様に割と平坦な場所に見られるのでどなたでも楽に見ることが出来ます。東尾は、山道を少し登らなくてはなりません。それにシーズンが短いです。ジンリョウユリの季節に是非訪問してください。
ユリだけでなく、それ以外の沢山の花とも出会えますよ~~。