ファッションモデルの
ミランダ・カーが愛用していることで、
話題沸騰中のココナッツオイル。
美肌づくりやダイエット、体質改善など
女性に嬉しい効能はもちろんのこと、
糖尿病や認知症の予防&改善まで、
あれこれ気になる不調を整えてくれる
スーパーフードのようです。
効果は横に置いても、
ココナッツは大好き!
流行りモノだしと思いたち、
ここらで試してみることに。
いつものグレープシードオイルを
ココナッツオイルに代えて作ったのは
パクチーをたっぷりのせたタイ風やきそば♪
ココナッツの甘い香りがふわりと漂い、
エスニックらしさがアップして、
とってもおいし~い。
これはかなりいい感じです。
でもひとつだけ
気になることがあって。
それはココナッツオイルを摂取すると
体内で増えるという
「ケトン体」について。
糖尿病のわたしにとって、
血液中のケトン体の上昇は
病状の悪化を示すのです!
じゃあ食べちゃダメなの?
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
不安不安不安不安不安
それで詳しく調べてみました。
できるだけ
簡単に説明していきましょう。
■ケトン体とは■
脂肪が肝臓で分解されるときに
出る老廃物が「ケトン体」。
中鎖脂肪酸を多く含む
ココナッツオイルは他に比べて
とても燃焼しやすいので、
より多くのケトン体を
作り出すことができるのです。
■ケトン体ダイエットとは■
炭水化物の摂取を大きく減らして痩せる。
これがケトン体ダイエットのこと。
炭水化物は体内でブドウ糖に代わり、
生命活動のためのエネルギーとして、
脳や筋肉などに蓄積されていきます。
運動などで代謝しきれないぶんが
ぷよぷよ皮下脂肪の原因になるのです。
そこで炭水化物をシャットアウト。
そうすると…
このままじゃ生きていけない!と
判断した体が皮下脂肪を分解して、
肝臓で代替エネルギー(ケトン体)を産出!
これがケトン体ダイエットの仕組みです。
とはいえケトン体はあくまでも非常手段。
長くは続きません。
脂肪だけでなく筋肉も分解されていくので、
体力が落ちていきます。
そのうち全身のだるさや腹痛、嘔吐が続き、
最終的には昏睡状態に陥ることも。
ちょっと危険ですよね。このダイエット法って。
■糖尿病とケトン体
実はわたしも入院する前は
かなりヤバイ状態でした。
いつも空腹で、
しかも食べれば食べるほど
やせていく…
入院直前はなんと37キロに!
インスリンが少なくなると
血液中のブドウ糖をエネルギーに
代えることができなくなるので、
ケトン体依存で生きていたようです。
わたしの場合は、
ケトン体が増えすぎると
やせが始まる。
やせが始まったら、
糖尿病が悪化している可能性大!
そういうことなんです。
現在ケトン体は陽性。
肝機能も問題なし。
ただ要チェック項目であることには
変わりありません。
■ケトアシドーシスの危険性!
糖尿病の場合はやっぱり、
ココナッツオイルに含まれる
ケトン体の影響を受けて、
「ケトアシドーシス」を引き起こす
可能性があるようです…(T_T)
ケトアシドーシスとは、
ケトン体ダイエットの項目で書いた
重篤な症状のこと。
ココナッツオイルの適度な摂取量は
1日大さじ2杯ぐらいなので、
様子を見ながら少しずつ
摂っていくほうがよさそうです。
■糖尿病には効果ない気がする…
さまざまなサイトで、
「ココナッツオイルは糖尿病に効く」と
書いてあります。でも調べてみると、
糖尿病の治療に役立つという理由が…
個人的にはどうなのかなぁ~と。
各サイトの根拠を
ざっくりとまとめてみます。
①糖尿病の人は、
ブドウ糖をエネルギーに代える
インスリンの分泌が少ない。
②ココナッツオイルは
ケトン体をエネルギーにするから、
インスリンが出なくても問題ない。
③だから糖尿病にいい!
ケトン体をブドウ糖の
代替エネルギーとして
考えるのはいいとしても、
こんなふうに完全依存を
推奨するのは
いかがなものでしょう。
健常者にとっては
ダイエットになるかもしれないけど、
糖尿病にとっては
逆に命取りになるのでは?
■結論■
ココナッツオイルには、
便秘や冷え性の改善も。
これは美容に直結するよね。
とにかくおいしいし、
もう買っちゃったの!
だから少しずつ、たとえば、
小さじ1~2杯ずつ
お料理に使ってみようと思います。
そして次回の検診のとき、
先生にアドバイスをもらおうかな。