食いしんぼsanaの「舌の記憶」

「舌の記憶」を中心に、日々感じたことを、
ゆるゆるとつづっていきます。

毛がにちゃん、いらっしゃい

2015年10月07日 | お家でゴハン

思いがけないいただきもの。
それは、
わたしの大好物中の大好物、
そう、毛がにちゃんです!
はぁ~、し・あ・わ・せ(*^_^*)

中をあけるとこんな感じ。

もし最後の晩餐を味わえるとしたら、
わたしはやっぱり毛がにだなぁ。
冷凍じゃないヤツ、
味噌がたっぷり詰まってるやつね。

今回は足や爪、味噌を残しておいて、
それを土鍋でぐらぐら煮込んで出汁をとり、
ねぎを加えてかに雑炊も作りました。
はぁ~、し・あ・わ・せ(*^_^*)



毛がにを持って帰る途中、酒屋さんに立ち寄り。
日本ワインで味わおうと思っていたけど、

おじいちゃん店主が

「うちには日本ワインは置いていない。
なぜならぶどうの収穫時期に雨が多くて、
ぶどうの旨みや甘さが損なわれるうえ、
アルコール度数も低すぎて本来はワインにならない。
そこに砂糖を加えて発酵させて
ようやくワインになるわけで、
自分はそれをワインとは認めない。
毛がには自分なら断然日本酒を合わせる。
自分は日本酒のプロだ。間違いない!」

と力説するので
もうお任せしました。

予算や好みなど聞かれるままに
答えて選んでもらったのは

新潟にある朝日酒造の
「参乃 越州(純米吟醸)」です。

「古代米に近い千秋楽米の酒でね、
わずか40gしか蔵に残ってない種籾を
増やして作ったんだ。
生産量の少ない貴重な酒だよ。
フルーティーで女性向けだね。
まぁ、だまされたと思って飲んでみて。
きっと気に入ると思うよ」
とうってかわって口調もやわらかく。

結果…大正解でした!

うっすら金色に輝くお酒は
ブランデーのような芳香と
さらっとフレッシュな口当たりで、
毛ガニの旨みと
溶け合うようなまろやかさ。
おいしかったー。

さすがです!

でもひとつ
気になったことがあるんです。

「ワインなら白。
肉は赤だし、魚介は白」
なんて教科書みたいな
ことを言うので、

「かにの身に合わせれば
確かにワインは白かもしれないけど、
わたしはかに味噌が楽しみだから、
その濃厚さと合わせるなら
赤でもいいのでは?」
と質問してみたら、

「うーん…
自分はやったことないから
よくわからない」

ちょっと…
いろんなマリアージュ試そうよ!
酒屋でしょ?!!

でもまぁね、
おじいちゃんだし、
専門は日本酒みたいだし。
日本酒のチョイスは
素晴らしかったし、
確かに毛がにと
赤ワインは違ったかも…。
それに雑学もあれこれ教えてくれたし、
まぁ、いっか!

コメント
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