食いしんぼsanaの「舌の記憶」

「舌の記憶」を中心に、日々感じたことを、
ゆるゆるとつづっていきます。

譲れないもの

2011年11月27日 | ライターという職業について想う

久々にテレビのドキュメンタリー観て涙ぽろり。「銀座の鮨の物語」って番組です。名店から庶民派まで、200軒の寿司屋がひしめく銀座で、一流の中の一流を目指す店主の生き様を紹介していました。その中でも昨年世田谷から憧れの銀座に勝負をかけにきたという「あら輝」の店主の“人間力”から放たれる語録が、わたしの心の琴線に響きまくりだったんです。

弟子に言った言葉。「技術は後からついてくる。大事なのは精神だ。やり遂げるという気持ちがいちばんなんだ」

自信を取り戻した弟子の言葉。「一生懸命だけでは一年もたない。万が一将来寿司屋じゃなくても、生きていく上で役に立つ考え方をここで学んでいると思う」

寿司を握りながら「失敗して恥をかくってことが大切。のちの人生に必ず役に立つ」

最後に夢は海外進出という話で「1回しかない人生。夢を見たっていいじゃないか。自分を突き動かしていくものを追い求めることが大事」

誰だって、一見、成功しているように見える人たちだって、みんなみんな葛藤を抱えている。理想と現実の狭間で迷い続けている。迷ったり、立ち止まったりすることは、決して弱い人間だからじゃない。向上心のあらわれだ。迷いながらも、やっぱり自分の決めた道を歩み続けていく、歩み続けることが存在証明のひとつ。つらい。苦しい。もうダメかもしれない。やめてしまおうか。でも……。でも、好きだから。寿司が好きだから。お客さんの喜ぶ顔が見たいから。わたしなら……書くことが好きだから。ライターという職業が好きだから。特に秀でた才能もない不器用なわたしに、たったひとつ神さまが与えてくれたもの。それがこれだと思うから手放せない。絶対に手放さない。すべての原動力は「好き!」ってことだと思う。

自分の譲れないものを守っていくこと。本当に難しい。これまではそのことにとらわれすぎていたように思う。自分をアピールすることで精一杯だった気がする。でもこれからは。他人の譲れないものに対しても寛容でありたい。そういうふうに成長していけたら、わたしの人間力もアップするはずって思いました。いろんなことに思いを馳せながら観たテレビ番組だった。よく本音をあれこれ引き出せたなぁと取材者に対しても尊敬の念を抱きつつ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯医者さんへ

2011年11月25日 | つれづれノート

仕事も落ち着いているのでいつもの歯医者さんへGO! 大きなストレスがかかると歯が痛みだすタイプなんだけど、最近はちょこっと痛んだだけで、歯医者へ駆け込むようなこともなく。今日は着色を除去してもらうのと、まぁ定期検診って感じ。電動歯ブラシをもらって使用していることもあって、歯みがきを頑張っていることをほめてもらって嬉しいわたしです♪ ただ治療済の左奥上がしっかり磨けていないらしく、隣り合った歯が虫歯になる可能性が高いからと、ずいぶん前から抜歯を勧められています。でも怖いの……わたし。決心がつくまで待って……。お願い……。

友だちの歯科衛生士さんに、妹から預かってきてもらった台湾土産をいただく。インスタントラーメン、嬉しいっ! それに高級そうなジャスミン茶、感激です☆ 妹よ、どうもサンキュー!! いま飲んでるピンクジャスミンがなくなったら封を開けようと思います。そういえば、今日は会うなり「あれっ。お姉ちゃん、なんか変わった。女っぽくなってる……」 とか言われてドキドキしちゃいました。そーお? 本当に? どうしてかしらね? ふふ。

歯医者さんの後は仲良しと谷中銀座の夕焼けだんだん下にある「茶遊亭カフェ」でお茶して帰る。何度も来ているお店だけど、今日は衝撃的な新発見が!  仲良しが注文した「福岡県八女茶・玉露」。なかなか来ないなぁ~、もしかすると忘れられてる?と思っていたら、超低温で丁寧に淹れられた一煎目が運ばれてきました。ふわりとあまく、まさに甘露というべき味わい……。でも驚いたのはそのことだけじゃないんです。トレーにはお茶以外に醤油のようなものが載っていて。「このお茶は渋みがほとんどないのでお茶っ葉も食べられるんです。酢醤油でどうぞ」とのこと。そんなのって初体験!と顔を見合わせる。3煎目を終了させても、茶葉はまだ若々しさを保ち、ほのかにいい香りを漂わせています。それをマイルドな酢醤油にちょこっと浸してパクリしてみたら……上品な味わい、さわやかな後口、食べ終わってなお口内にゆらり漂うお茶の香り。まるで料亭で出てくるおひたしのような(たぶん)……マジで感激モノの美味だったのでした! いやー、奥深いです、茶の道。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

校了日とはいえのんびりさん

2011年11月24日 | お家でゴハン

9時前に取材先から校正の件で電話。あわてて飛び起きて受話器を取り上げたわたしに「あ、もしかしていま起きたの?」と先方に笑われる。だってー。まだわたしの活動時刻には早いんだよぅ~。目覚めたついでに、ちゃんと朝ご飯を食べてからお仕事に取りかかる♪ 昨夜の残りスープに食べきれなかったじゃがいもをイン。これぐらい軽いものなら、毎朝きっちり食べられるかもしんないな。

ランチはこれ。

おかずのワンプレートとごはん1杯、温かいお番茶です。おかずは、ねぎ入りの甘い玉子焼き、じゃじゃ味噌、キムチ、ルッコラとナッツのサラダ。それぞれちょこ盛りだし、バランスいい食事だと思うのですが、どうでしょう?

夜ごはんは、鶏ももと鶏手羽とにんじんのスープ+ごはん1杯。味付けは塩こしょうのみだけど、にんにくとしょうがを効かせたから、美味なる風味は十分でした。

今日もわりとゆるゆる過ごしてたなぁ~。クローゼット内がごちゃごちゃしてきたので、整理したんだけど、好きな洋服に毛玉がいっぱい発生しているのを発見! 気のすむまでハサミでちまちま取ること、2時間(笑) こういう一見ムダに思える時間って貴重です。ぼーっと、いろんなことを考えながらの2時間。かなり充実タイムでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

えっとまた中国茶館

2011年11月23日 | お外でゴハン

昨日も会った仲良しが落ち込んでいたので、今日も会っておしゃべりしてみる。中国茶館で4時間……このところずっとこんな感じ。飽きないねぇ、わたしたちも。小籠包、モミジ醤油煮込み、ホタテシュウマイ、青菜の炒め、肉まん、ちまき、えびすり身アーモンド揚げ、ごま団子、桃まんじゅう。それと凍頂烏龍茶をふたりでポット2本分! 特に悩みには深く触れず他愛のないおしゃべりに終始したけど、ともかく気は晴れたようなのでよかった。生きてるとつらいことっていっぱいあるよね。泣きたくなることっていっぱいあるよね。でもその合間に、いいことだって、幸せさんなことだって、やっぱりちょっとはあるじゃない? どうしようもないときは、プラス思考で乗り切るしかないと思うんだ。ひとって、そう簡単につぶれたりしないものだって、わたしはそう信じてる。つらい時こそkeep your smileだよ!

さてさて。今夜の夜ごはんはこれ。

主食は別の仲良しからいただいた北海道のじゃがいも蒸し。ゆでた豚バラとルッコラ、ねぎを、ルッコラのペースト+オリーブオイルにつけて食べる。豚バラをゆでたお湯にしめじを加えて中華スープも作ってみました。あー、おいしかった!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆるゆるデート

2011年11月22日 | お外でゴハン

仲良しと上野で待ち合わせ。公園内の韻松亭でランチをと思ったら、ものすごい行列だったので、お散歩がてら根津までてくてく。釜竹で釜揚げうどん(普通盛り)をいただきました。どうしても、お庭を見ながら食べたかったので、席が空くのを待っていたら、なんと1時間待ちにも。冷え切った空気の中、文句も言わず、付き合ってくれた連れよ、どうもありがとう~。結果的においしくて大満足♪だったみたいなのでよかった。そのあとは、日暮里の日本茶カフェでずーっと3時間ぐらいおしゃべりしたり、ぼんやりと外を眺めたり。いろんなことを語り合って有意義な一日でした。

それはそうと……。釜竹で超不愉快な出来事が。

ここは基本的に横並びで案内されるんだけど、わたしたち(というかわたし)の隣に座っていた男女二人連れはひどかった。会話の内容から初老の男性は大学の先生で、おそらくわたしとほぼ同年代と思われる女性は髪を盛ったホステス風。やけに強気な態度だったから、ホステスではないのかもしれない。よくわからない関係なんですが、何やら誰かのパーティーだか、食事会のことで第三者ともめている様子。しかもずーっと。最も片隅ではあっても、相席のメインテーブルで、大きな声で「僕はね、〇〇と感じたから彼らに〇〇と言ったんだよ」「だから先生は!ちょっと電話してみます。もしもし? あ、〇〇さんですか。今回は先生のご厚意で〇〇だったんですけど本来は……え、なんですか?! 先生、先生、代わってください」。なんなんだよ、おまえら。いい加減にしろよ。こっちは静かに食事を楽しみに来ているのであって、おまえらのいざこざの顛末を聞きにきたんじゃないっつの! 彼らが注文した釜揚げうどんのうち、先生のほうはほとんど手つかずまま、むなしく冷めていき、ゆで汁を吸ってふにゃふにゃの状態に。あーあ。何しにきたんだよ! 店に失礼じゃないか! 自分の分はしっかり食べ終わってキャンキャンとしゃべりまくっていた女性の、離席間際の言いぐさがまた。「先生、一口でも召し上がったらよろしいのに」。あぁ? おまえ、自分でそれ全部食ってみろ! 食えるもんならな!!

あー。もう久々にキレそうになったワ。向かいに座った気の毒なファミリーも相当頭に来たらしく、「なあに、アレ? ひどいわよね」と同意を求めてきたので、わたしも「本当に非常識ですよね」と応じて、仲良しともしばらくその話題で盛り上がる。

いま思い返してもムカムカする~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする