山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

そばの陣 じゅんさい

2010年04月02日 | 蕎麦
最上川三難所そば街道一番店「そばの陣 じゅんさい」を訪ねてみました。



その名の通り、じゅんさい沼の畔にあるお蕎麦屋さんです。



開放的な店内は天井も高く、ふんだんに木をつかった贅沢な造りのお店です。



まだ残雪の残るじゅんさい沼.
白鳥が飛来する年もあるそうです。

その日は、小さな鴨の群れが降り立つのを目の当たりにしながら、自然に抱かれ、ゆるやかに時が流れる窓辺の特等席に座りました。



板そばと肉そばがメインのシンプルなお品書きです。

ここのじゅんさい沼でとれた「じゅんさい」もメニューにありましたが、時期ではないので、次の機会にオーダーすることにします。



3種のお漬物と共に、板そばが運ばれてきました。

一般的なお店でいう、大盛りに相当するボリュームです!



二八でしょうか。

太めの田舎蕎麦は、アルデンテのいい加減でしまり、噛めば噛むほど、蕎麦の香りがプンプンします。
軽い弾力を感じる歯触りの後に、あっさりとしたつゆの残り香が鼻孔をくすぐります。

田舎蕎麦の醍醐味を十分、楽しませてくれるお蕎麦です。



あたたかい肉そばは、つゆがあっさりしすぎている感もありましたが、さすがに地元の蕨を塩蔵保存したものでしょう、この季節でもトロリとしたぬめりがあり、美味でした。



これは、脱穀機です。

帰り際、お店の方が、お店の前にある展示物の説明をしてくれました。
店内の照明にも、昔の農機具を再利用して使っているのだとか。
ものを大事にすることの心を今に伝えています。



これは、現代でいうところの「消防車」です。

こうした貴重な展示物と共に、じゅんさい沼ののどかな景観が心を和ませてくれる、お蕎麦屋さんでした。

ちなみに、最上川三難所そば街道「一番店」という、番号は所属する協会の取り決めによるものなのだそうです。


■そばの陣 じゅんさい

住所 山形県村山市大字田沢字新西2163-3
TEL 0237-57-2710
営業時間 11:00~15:00
定休日 不定休